臭気調査」カテゴリーアーカイブ

マンション・住居・商業施設・工場など、幅広い分野のニオイの調査・測定・対策を実施しています。

発生源不明の料理臭

人気ブログランキングへ

工事種別

臭気発生源調査と対策(某ショッピングセンター)

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年12月1日
施工先
複合施設のテナント
施工概要
大型ショッピングセンターにて、テナントとして入っている某クリニックに、発生源不明の料理臭が充満する事があり困っていた。その発生源調査を依頼いただいた。
施工前状況
・大型複合施設であり、低層階は商業棟、中層~高層階は住居棟であった。
・料理臭が充満するのは不定期との事であった。
・まれに、料理臭以外の臭気も感じられるとの事であった。
・管理会社等に対策を依頼したが、立ち合いに来ていただく時に限って料理臭やその他の臭気の発生がなく、原因が不明であり、臭気調査の専門家である弊社にご依頼いただいた。
施策内容
1.異臭発生源調査に熟練した、経験豊富な臭気判定士2名にて現場対応した。
2.終日かけて、テナント内での臭気の質と強度をマッピングした。
3.マッピングには、臭気判定士の嗅覚による官能評価と、臭気センサーによる臭気変動を用いた。
4.OA(アウトサイドエアー=給気)が発生源と断定し、建築図面をチェックした。
5.外部にあった給気の取り入れ口を確認すると、確かにいろいろな臭気を不定期に感じた。
6.さらに図面を見ながら現認との照合作業を進めていくと、近い場所にEA(エキジットエアー=排気口)がある事を確認出来た。
7.風向きや空調の稼働状態によって、この排気口からの排気臭気が、当該テナントの給気口から侵入してしまっている事が確認出来た。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
施工後状況
  • 臭気の発生源が確認出来た為、幾つかの対策をご提案させていただいた。
  • ベスト案は、OA異臭対策用として、狂着フィルターをOA取り入れ口に設置する事とした。
  • 施工や予算取りに時間がかかる為、それまでの応急処置としては、給気の取り入れ口を別のところに設置する案や、エアーバランスを一時的にRA(リターンエアー)を多くして、OA量を減らす等が講じられた。
  • 段階的に臭気対策を進めていただいた事で、今では臭気問題は解決したとお聞きしている。
その他補足感想など
  • 大型複合施設での異臭問題では、臭気トラブルの発生している箇所だけを調査すれば解決するというケースは稀である。
  • だいたいは、上下左右のテナントとの見えない関係性や、施設外部での影響もチェックしていかなくてはならない。
  • 本ケースでも、臭気の発生状況の確認をしたうえで、建築設備図面から可能性を探り出し、その可能性を一つずつ視覚確認と嗅覚確認で潰していく根気のいる異臭調査となった。
  • よって、1回の調査では核心に迫る事は出来ず、複数回の調査によって仮説を実証する事が出来た。
  • 原因がわかっても、今度はその解決法が難しいケースも少なくなく、弊社でもやはり、配管の修繕等の衛生設備工事や内装工事等は請け負う事は出来ない。
  • しかし、エアーバランスの調整等のご提案だけであれば、策を講じる事も出来るし、脱臭装置や脱臭フィルター、消臭剤カビ対策で解決する可能性があれば、その原因によっては調査後の対策までご提案する事が可能である。
  • 臭気調査は「常識を疑え」がキーワードの一つであり、原因不明の異臭調査であれば、弊社のような専門家に任せていただければと思う。
臭気センサーによる臭気変動
臭気センサーによる臭気変動
建築設備図面から可能性を探り出す
建築設備図面から可能性を探り出す
終日かけてテナント内での臭気の質と強度をマッピング
終日かけてテナント内での臭気の質と強度をマッピング
OA(アウトサイドエアー=給気)が発生源と断定
異臭発生源調査
ベスト案は狂着フィルターをOA取り入れ口に設置する事
異臭調査風景
臭気判定士による臭気調査
臭気判定士による臭気調査

今回は、大型ショッピングセンターに、テナントとして入っている某クリニックで、不定期に発生する料理臭の発生源を特定する内容についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

共生エアテクノへのお問合せはこちら

 

下記のバナーをクリックお願いいたします!
人気ブログランキングへ

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/

 

個人宅(一軒家) 下水臭・ドブ臭・雑排水臭 臭気発生源調査

人気ブログランキングへ

工事種別

個人宅(一軒家) 下水臭・ドブ臭・雑排水臭 臭気発生源調査

担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2016年11月2日
施工先
戸建て住宅の邸内
施工概要
一般のご家庭(一軒家・戸建て)にて、原因不明の汚水臭・雑排水臭・ドブ臭が不定期に室内にて発生して、その発生源を特定する。
施工前状況
・ご依頼いただいた住宅エリアは、各ご家庭にて浄化槽を設置していた。
・調査するご家庭は、かなり築年数が経過しており、いろいろな修繕をされていた。
・お住まいの住民様は、悪臭の発生するタイミングが不定期であり、その臭気の質が下水とかドブのような異臭であった為、発生源がわからず対策をどうしてよいかもわかりかねておられた。
・まずは発生源を特定して貰い、そのうえですぐに対策をしたいというご要望であった。
施策内容
1.臭気判定士1名と、臭気対策コンサルタント1名の、計2名にて現場調査に伺った。
2.古いご家庭であり、当時の建築図面や竣工図もなかった為、まずはヒアリングを徹底した。
3.臭気調査当初、不定期に発生するという汚水系臭気は全く感じられなかった。
4.その後、家庭内と外回りをくまなく目視及び嗅覚による官能チェックを、徹底的に行った。
5.浄化槽は正常に稼働していたが、メンテ不足と思われ、はっきりとわかる下水と雑排水臭を感じる事が出来た。
6.トレースガスを浄化槽内で噴霧し、室内での反応箇所をチェックした。
7.その後、床下や天井裏、屋上部分等、漏洩の可能性のある発生源を全てチェックし、報告書に纏めて提出させていただいた。
装置などの名称・分類
  • 臭気判定士の嗅覚による官能評価。
  • 臭気対策コンサルタントによる臭気調査。
  • 汚水系臭気の異臭発生源調査。
装置の紹介(概要)
  • 臭気判定士と臭気対策コンサルタントによる、配管や衛生、構造の視覚現認。
  • スモークテスター(ケムカン)による気流調査。
  • トレースガスによる悪臭漏洩箇所の確認調査。
施工後状況
  • 弊社の報告書に基づき、発生源として可能性のある箇所を修繕いただいた。
  • 同時に、浄化槽のメンテナンスを実施いただいた。
  • これにより、発生源及び発生箇所を潰せたようで、悪臭発生は収まったとお聞きしている。
その他補足感想など
  • ご依頼者様(住民様)は、どこから何をどうすればよいかもわからず困っておられた。
  • そんなときに、テレビの報道番組の特番で、弊社が臭気調査を実施している様子がオンエアーされたのを見て、「こんな会社があったのか!」とすぐに相談を頂戴した。
  • いざ、現場へ行ってみると、建物の築年数がかなり経過しており、ざっと目視しただけでも、発生源と思われる箇所がたくさん見受けられた。
  • 多くの仮説を立てて、それを一つずつ潰していくのが、弊社の臭気調査の基本だが、あまりに可能性の高そうな仮説が多かった。
  • よって、発生源の大元を探し、そこを潰すという方法も調査の中に組み入れて、家の中だけではなく、外回りや屋根近辺まで、幅広く異臭調査を行った。
  • そしてトレースガスにて仮説を実証し、反応があったたくさんの箇所全てを絞り込むべく、床下にも潜入し出来得る限り、悪臭を追跡した。
  • それでも設備的に、確認不可能な箇所もあった為、確認できたすべての発生源の修繕と、発生源の大元の対策をご提案させていただいた。
  • 特殊な方法を用いながら、多くの可能性をほぼ、潰す事ができ、悪臭の発生を抑制出来た。
漏洩の可能性のある発生源を全てチェック
漏洩の可能性のある発生源を全てチェック
浄化槽は正常に稼働していたが、メンテ不足と思われた
浄化槽は正常に稼働していたが、メンテ不足と思われた
スモークテスター(ケムカン)による気流調査
スモークテスター(ケムカン)による気流調査
悪臭漏洩箇所の確認調査
悪臭漏洩箇所の確認調査
床下にも潜入し出来得る限り、悪臭を追跡
床下にも潜入し出来得る限り、悪臭を追跡
発生源と思われる箇所がたくさん見受けられた
発生源と思われる箇所がたくさん見受けられた

今回は、一般のご家庭(一軒家・戸建て)にて不定期に発生する、原因不明の汚水臭・雑排水臭・ドブ臭の発生源を特定する内容についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

共生エアテクノへのお問合せはこちら

 

下記のバナーをクリックお願いいたします!
人気ブログランキングへ

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/

 

某マンションの下水臭発生源調査

人気ブログランキングへ

工事種別

某マンション 下水臭 発生源調査

担当(著者)
臭気判定士 松林宏治
提出日付
2016年10月25日
施工先
マンションの1室
施工概要
マンションオーナー様よりのご依頼。所有しているマンションにて、なぜか1室のみ、不定期に汚水・下水臭が発生して苦情となっている。悪臭発生源の調査を依頼いただいた。
施工前状況
・なかなか原因が特定できず、かなりオーナー様は慎重になっておられた。
・その為、弊社では通常、臭気調査では事前打ち合わせを実施しないが、本件はオーナー様のご自宅にて、いろいろとお話を伺ってから、本調査を実施した。
・オーナー様のお話をお聞きした限りでは、それまで全く問題のなかった部屋にて、本当に突如として下水臭が不定期に充満するようになってしまい、原因の推測すら出来かねる状況であった。
・住民様も不安を感じておられ、早急なる臭気問題の解決を切望された。
施策内容
1.通常、弊社の異臭調査では、臭気判定士2名以上にて対応させていただくようにしている。
2.しかし本件は、どうしても時間的都合が付かず、まずは下調査という形にて、臭気調査に熟練した臭気判定士が1名にて、費用を頂戴して対応にあたった。
3.オーナー様と現地へ訪問した際には、不定期に発生すると言われた汚水臭は全くなかった。
4.しかし、わずかに臭気判定士の嗅覚による官能評価に、違和感のある臭気がキャッチされた。
5.その臭気を嗅覚にてマッピングしながら辿っていくと、トイレの壁裏に発生源があると推測された。
6.壁裏をチェックすると、汚水配管のドルゴ通気弁がなくなっており、完全に衛生配管の上部が開放されている状態であった・・。
装置などの名称・分類
  • マンション1室の汚水臭の発生源調査。
  • 集合住宅の部屋内に突如として発生する下水臭調査。
  • 臭気調査異臭発生源調査
装置の紹介(概要)
施工後状況
・すぐに開放状態になっている配管上部の完全閉塞、あるいはおそらくドルゴ通気弁が設置されていたと推測されたため、ドルゴ通気弁の設置を報告書に纏めた。
・オーナー様も現場を確認され、すぐに配管の修繕を出入りの設備業者さんにご指示された。
・ドルゴ通気弁がすぐに設置され、それ以来、完全に汚水・下水臭の発生はおさまった。
その他補足感想など
  • 現場へ行く前に、オーナー様からヒアリングした限りでは、相当、悪臭事件の謎は深いと思われ、今回は現場をしっかり確認し、次回、熟練臭気判定士のコンビで本格的な臭気調査を実施する覚悟であった。
  • オーナー様と現場へ行ってみると、入居されているお客様が小さなお子様とともに、不安そうな表情で、不快感の強い下水臭の発生の恐怖を、いろいろと状況をまじえてお話いただきました。
  • 何とかすぐにでも、この異臭問題を解決してさしあげたい!と、ニオイ捜査を行っていたところ、わずかながら、嗅覚にひっかかる汚水系臭気を官能したため、そのままあきらめず、異臭を追跡した。
  • すると、トイレの壁裏から最も強い臭気の質が発生しているところまで追いつめる事が出来た。
  • まさか、排水の配管の上部が、ぽっかり空いているとは、全く予想していない現象であった・・。
  • 実はそんな状態であっても、「下水臭が普段はほぼ臭わない」という現象は、弊社の経験から当然起こりうるものである。つまり、配管にどこかから圧力がかかる時に、汚水・下水臭が発生するのである。
  • ニオイ事件の場合、その該当する場所で完結するケースは少なく、周囲の調査まで実施してはじめて、解決されているケースも少なくない。
  • 今回の現場では、仮説と実証が一発で合致し、異臭発生源を特定出来た。
  • 住民様も、オーナー様も、これで安心して深呼吸いただける。弊社のミッションである「深呼吸空間の創造」を遂行できた。
フレックスポンプとサンプラー
フレックスポンプとサンプラー
衛生配管の上部が開放
衛生配管の上部が開放
トイレの壁裏に発生源があると推測
トイレの壁裏に発生源があると推測
臭気採取と臭気の質の確認
臭気採取と臭気の質の確認

今回は、マンションで不定期に汚水・下水臭が発生して苦情となっているケースについてご紹介しました。
原因不明の臭気調査につきましては、 共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

共生エアテクノへのお問合せはこちら

 

下記のバナーをクリックお願いいたします!
人気ブログランキングへ

会社バナー ← クリックいただくと弊社のオフィシャルサイトへ行きます。

消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!

㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/