臭気調査」カテゴリーアーカイブ

マンション・住居・商業施設・工場など、幅広い分野のニオイの調査・測定・対策を実施しています。

某歯科クリニックの汚水臭気調査

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工事種別

某歯科クリニックの汚水臭気調査

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年8月2日
施工先
下水臭の発生源調査
施工概要
某歯科医院にて、不定期に突如として発生する、汚水・下水系臭気の発生源調査
まだ新しいビルであり、高層マンションの低層フロアにテナントとして入っている。
飲食店等のテナントも多く、増改築やリニューアルが近隣店舗ではしばしば行われている。
施工前状況
・最初、お問い合わせをいただいた時は、「凄いクサイ」異臭であると伺っていた。
・その異臭が不定期に発生する為、必ずしも臭気調査の間に、異臭が発生するとは限らない。
・なんとなく、異臭の質は、下水のような強烈な悪臭であるともヒアリングできた。
・配管関係を施工した設備業者さんは、既に連絡が取れない状態と聞いており、新しい設備業者さんが建築会社さんと原因究明にあたっていたが、状況が改善されず、弊社に臭気調査の依頼を頂戴したという迷宮入りの状況であった。
施策内容
1.初回の異臭調査では、異臭の発生はなかった。しかし、天井裏等ではわずかに汚水・下水系の悪臭を臭気判定士の嗅覚にて感じ取る事が出来た。
2.その為、トレースガステストを実施し、配管系統のチェックを行った。
3.また、スモークテスターにて気流のチェックも行った。
4.二度目の臭気調査でも、やはり異臭の発生は確認出来なかった。図面から配管系統や上下フロアのチェックを行い、トレースガスのテストも実施した。
5.エアバランスの改善提案や、怪しい配管の漏洩箇所の可能性を潰していく提案を行った。
6.その後、数回にわたり異臭発生源調査を行ったが、異臭の発生がなかった。
7.何回目かでようやく異臭の発生タイミングと遭遇できた!明らかに下水臭であり、嗅覚にてその臭気を追えるだけ追跡していった。
8.天井裏にも這い入って追跡を行っていくと、最も悪臭の強い場所は壁裏であった。
9.そこには、誰も想定していなかった配管の接続不良が発見された。
装置などの名称・分類
  • 臭気調査
  • 異臭発生源調査
  • 汚水系臭気の調査、下水系臭気の発生源調査
  • 建物で突如として発生する下水臭の調査
装置の紹介(概要)
  • 臭気判定士の嗅覚による調査
  • スモークテスターによる気流確認
  • 臭気測定機による臭気強度マッピング
  • トレースガスによる異臭漏洩箇所調査
施工後状況
当初、「この壁裏には何も接続部等はない」と設備業者さんからは断言されたが、臭気判定士の嗅覚及びトレースガスの結果から、明らかにそこから強い臭気が出てきていた。
その為、壁裏の確認を行ったところ、配管の接続不良が発見され、それを修正したところ、悪臭の発生は完全に収まった。
その他補足感想など
  • 弊社では、悪臭の発生がない状況でも、いろいろな方法で臭気の発生を疑似的に再現できるノウハウを有している。
  • しかしこの現場では、配管系統が図面とは違っていて、どこがどこに接続されているのか等を調査するだけでも、大変な労力を有した。
  • 最終的には、突如として発生する強い下水臭に遭遇できた為、嗅覚で追えるだけ追って、追跡する事が出来た。
  • 結果としては、「絶対そこには何もない!」と言われたところに、下水臭の発生源があった・・。
  • 弊社の臭気調査では、合言葉の一つに「常識を疑え」がある。調査中に、「そんなところには何もないよ」とか「もうそこは調べたよ」と言われるケースも多いが、それでも自分たちの鼻と目で確認させていただく事が大切だと再確認出来た。
  • 可能性を一つずつ潰していく。その作業に想定外の時間を有したが、最終的には発生源を特定できてよかった。
  • 歯科クリニックの先生も患者さんも、これで安心して施術や治療を行って貰える。院長先生からも「長い間、何をどうやっても解決せず困り果てていた、解決してくれてありがとう」と感謝の言葉を頂戴できて、弊社の臭気判定士2名も胸をなでおろした次第である。
天井裏等ではわずかに汚水・下水系の悪臭
天井裏等ではわずかに汚水・下水系の悪臭
怪しい配管の漏洩箇所の可能性を潰していく
怪しい配管の漏洩箇所の可能性を潰していく
図面から配管系統や上下フロアのチェック
図面から配管系統や上下フロアのチェック
トレースガスによる異臭漏洩箇所調査
トレースガスによる異臭漏洩箇所調査
臭気判定士の嗅覚による調査
臭気判定士の嗅覚による調査
スモークテスターによる気流確認
スモークテスターによる気流確認

今回は、下水臭の発生源調査についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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ホテルの下水臭調査

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工事種別

ホテルの下水臭調査

担当(著者)
臭気判定士 中丸晴樹
提出日付
2016年7月1日
施工先
ホテル内のレストランで、不定期に強い汚水・下水系臭気が発生している。
施工概要
某ホテル内にあるレストランにて、突如として不快度の高い「下水系臭気」が発生するとの事。
ホテル宿泊者だけではなく、飲食だけのゲストも多く、このような汚水の悪臭が漂うと、お客様からのクレームもあり、お客様満足度にもマイナス評価となってしまう。
施工前状況
・そのホテル内では幾つかレストランや飲食場所を設けている。
・しかし悪臭が発生するのは、特定のレストランだけである。
・常時ニオイが発生するわけではなく、不定期に強い悪臭が客席に充満する。
・出入りしている設備業者や空調業者に対策を依頼して、いろいろやってもらったが、結局解決していない。
・ホテル側としては困り果てて、臭気専門業者をネットで見つけ、弊社にお問い合わせを頂戴した。
施策内容
1.臭気判定士3名にて現地へ乗り込んだ。
2.臭気判定士の嗅覚による官能評価を、様々な箇所で実施した。
3.スモークテスターにて、エアバランスのチェックや、あやしい流出入箇所がないかをチェックした。
4.図面にて設備、衛生、給排気系統等をインプットし、目視で現場の実際との整合性を確認した。
5.数多くの仮説をたて、一つずつ実証していった。
6.最後はトレースガスにて、完全に仮説を実証できた。
装置などの名称・分類
  • 汚水系臭気調査
  • 下水系異臭発生源調査
  • 臭気調査
  • 異臭調査
装置の紹介(概要)
施工後状況
「この壁の裏に確実に何かがあります。」臭気判定士は仮説を実証出来た為、そう断言した。
そしてその壁を壊し、壁の裏をチェックすると、明らかな汚水・下水臭の発生源が発見された。
その部分を補修し、壁を復旧させた後は、一切、臭気苦情は出ていない。
その他補足感想など
  • ホテルの飲食店での下水臭という、解決を一刻も争う現場だった為、臭気判定士3名体制で調査を実施した。
  • 弊社が実証した仮説を、最初は、「そんなところには何もない」と不思議に思われていた。
  • しかしいざ、壁裏をみるとすぐに「なんだこれ?」と有り得ないところに発生源が隠れていた。
  • この現場のようなケースでは、弊社のような経験を積んだ熟練臭気判定士による臭気調査でなければ、なかなか原因を発見する事は出来ないだろうと思われる。
  • 壁を壊すのは後日、設備業者さんにやっていただいたが、弊社から立ち合いに行ったのは臭気判定士1名だけである。それだけ、発生源を特定しているという確信があったからだ。
  • 飲食店やホテルにとって、下水臭とか汚水臭といった悪臭は、悪評にも繋がりかねない。
  • 弊社では、汚水・下水系臭気の臭気調査や臭気発生源調査を行っている。
トレースガスによる追跡調査
トレースガスによる追跡調査
スモークテスターによる気流チェック
スモークテスターによる気流チェック
臭気判定士の嗅覚による官能評価
臭気判定士の嗅覚による官能評価
壁の裏をチェックすると、明らかな汚水・下水臭の発生源が発見
壁の裏をチェックすると、明らかな汚水・下水臭の発生源が発見
目視で現場の実際との整合性を確認
目視で現場の実際との整合性を確認
補修し、壁を復旧させた後は、一切、臭気苦情は出ていない
補修し、壁を復旧させた後は、一切、臭気苦情は出ていない

今回は、ホテルの下水臭調査についてお伝えしました。
においでお困りの場合は共生エアテクノまでお気軽にお問合せください。

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飲食店の臭気調査

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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2016年6月3日
施工先
某飲食店内にて不定期に汚水臭・下水臭が発生する、異臭発生源調査。
施工概要

飲食店としては致命的ともいえる「悪臭」が店内に突如として発生する。

飲食中に強烈な汚水や下水のような「悪臭」が突如発生してしまう。
不快に感じられたお客様が帰られてしまう事もあり、いろいろ調査していたが原因がわからず、インターネット検索にて弊社を発見いただき、におい110番をお寄せいただいた。
施工前状況
・悪臭の質として、まさに「下水」のような悪臭との事であった。
・常時ではない為、調査中に嗅いで確認できるか分からない状況を想定しなくてはならない。
・なぜなら悪臭発生現場が弊社のどの拠点からも近くなく、さらに人気のある飲食店の為、休日等も限られる為、出来るだけ一回の調査で発生源を特定しなくてはならなかった。
施策内容
1.異臭調査の機材を全て積み込み、東京オフィスから臭気調査の熟練臭気判定士2名が現場へ赴いた。
2.偶然、同じエリアで工場の臭気対策を行っていた臭気判定士1名がいた為、こちらの現場へ駆けつけて貰い、臭気判定士3名による徹底調査を行った。
3.店舗内が負圧の状態であった事と、地下店舗であった事から、バックヤードや厨房、厨房の排気付近や外部まで、くまなくチェックして、怪しい箇所を幾つか候補に挙げた。
4.スモークテスターにて気流を確認した。やはり店舗内は負圧であった。天井裏や壁裏、床下等から、弱く汚水系臭気を感じられるケースもあった。
5.3名の臭気判定士がそれぞれの経験とノウハウから仮説を立てて、そこから絞り込んでいった。
6.可能性として潰せるところは潰した上で、最も怪しいと思われるラインへ、トレースガスを投入した。
7.トレースガスの反応が仮説通りに確認出来た為、仮説を実証する事が出来た。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)
  • 臭気判定士の嗅覚による官能評価
  • 目視による図面と設備の相違点等の確認
  • スモークテスター・・・スモークで気流を視覚化するための装置。通称:ケムカン
  • 臭気センサー・・・トレースガスをキャッチする高濃度センサー
  • トレースガスセット・・・独自に開発したトレースガスと高感度センサー
施工後状況
弊社より臭気調査の報告書をご提出し、最も発生源と思われる箇所の修繕をお願いした。
同時に、修繕が難しい場合の対処法も2つほどご提案させていただいた。
(どの方法で修繕したかは確認できていないが)その後、悪臭発生は収まっているようだ。
その他補足感想など
  • 地下の飲食店は、必ず「汚水槽・雑排水槽」が設置されている。それをポンプアップする時に、槽の中に蓄積されている汚水・下水臭が漏れ出す可能性はある。
  • そのようなケースでの臭気漏洩は、ある程度は許容しなくてはならないと思うが、不快感の高いケースでは何かしらの不具合が考えられる。
  • 古い雑居ビルの地下店舗では、リニューアルを何度も重ねており、また、テナントが変わるごとに改修工事が実施されていて、図面と現地での設備配置が一致しない部分も多数認められるケースも少なくない。
  • 飲食店のオーナー様から、「これ、全然うちの店舗、関係なかったねぇ・・。」と、まさかの異臭発生源に驚かれていた。
  • 悪臭の発生源を突き止め、根本から修繕するか、あるいは閉塞等で対応するか、弊社でお手伝いできる範囲の事を、最大限、ご提案させていただく。
臭気判定士が現場へ
臭気調査の熟練臭気判定士が現場へ
バックヤードや厨房、厨房の排気付近や外部までチェック
バックヤードや厨房、厨房の排気付近や外部まで、くまなくチェック
スモークテスターにて気流を確認
スモークテスターにて気流を確認
最も怪しいと思われるラインへ、トレースガスを投入
最も怪しいと思われるラインへ、トレースガスを投入
「汚水槽・雑排水槽」を確認
「汚水槽・雑排水槽」を確認
天井裏や壁裏、床下等の確認
天井裏や壁裏、床下等の確認

今回は、飲食店の異臭調査についてお伝えしました。
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