脱臭システムの追加・改善

• 約10年ほど前に、タイの某工業団地にある、日本のタイ現地法人の工場様から、臭気対策についてのご依頼を頂戴しました。
• そこでは、自動車関連の製造が実施されていて、その製造過程において発生する臭気を排気するときに、排気臭が近隣に拡散し、近隣住民様からの臭気苦情が発生していた状態でした。
• タイでは、日本の悪臭防止法のような規制がされつつある状態だったことと、工業団地から脱臭対策の指示があったこともあり、タイローカルの脱臭業者ではなかなか解決にも至らず、弊社共生エアテクノにご相談を頂戴しました。
• 当時から現在に到るまで（コロナの2年間を除いて）、弊社では、臭気判定士や技術責任者が、定期的にタイへ出張し、バンコクを拠点に、各工業団地へ出向いて、タイの工場の脱臭対策や臭気測定を実施させていただいております。
• 本件でも、タイの工場様と諸々、お打ち合わせの上、脱臭装置としてのハイブリッドスクラバー（デオミストに近いタイプ）を導入させていただきました。

• そして、その後も消臭剤デオドプロのご提供などもさせていただいたり、臭気測定なども臭気判定士によって対応させていただいておりましたが、このほど、追加でまた、臭気対策のご相談を頂戴しました。
• 排気臭について、希釈空気を導入することで、排気ボリュームが大きくなり、拡散度も高くなる・・という謎の理由から、排気の量を絞るような指示があったりと、タイの環境省や工業省でも、いろいろと試行錯誤しているようです。
• 弊社では、スクラバー（噴霧システムに近い）を通過したあとに、仕上げとして活性炭を通過させることをご提案し、タイの工場のお客様ともミーティングをさせていただいた上で、その方向で実施することと致しました。
• 本当は、弊社の「デオモイスト」という、湿度に強い活性炭様式の脱臭素材を使用する予定でしたが、海外への輸出が難しいため、デオキーパーの一部分を活用するような脱臭装置を追加にて設置することで正式にご依頼をいただきました。
• 先日、設置工事を実施のために、タイの現地工場へ参りました。一部、改良すべき点などもありましたが、とにかく設置をし、設置後の臭気測定を、日本およびタイの臭気判定士にて実施させていただくところまで対応することができました。

• 導入済み脱臭装置の改良
• タイの工業団地にある、日系の工場の脱臭対策
• タイの工場の臭気対策

• 自動車関連の製造工場の脱臭装置
• タイにある自動車製造関連工場の臭気対策
• スクラバー脱臭システム

• 活性炭を用いた脱臭オプションを設置したあと、原臭の臭気濃度としては1,600～3,000ほどと、前回同様か高い状況でしたが、出口側の臭気濃度としては、200～320程度ということでした。あとは追加の補修工事と定期的なメンテナンスでの運用にて対応可能と考えております。

• 弊社では、10年以上にわたって、タイの工場の臭気対策を実施させていただいております。
• 導入している脱臭システムとしては、ハイブリッドスクラバーやインジェクションスクラバー、デオミスト、消臭剤デオドプロシリーズを用いた排気ダクト内でのスプレーシステム、デオキーパーといった脱臭装置はもちろん、工場の排気臭をリアルタイムで把握する、deomoniという臭気センサーを用いた臭気モニタリングシステムも多数、納入させていただいております。もちろん、悪臭防止法に則った、臭気判定士による、臭気コンサルテーションや、TOB（三点比較式臭袋法）を用いた臭気測定も対応しております。
• テスト対応や脱臭装置を導入させていただいたタイの地域や工業団地では、アマタナコン工業団地をはじめ、アマタシティやラヨーン、ウエルグロー、アユタヤ、バンプー工業団地、ウドンタニ、サムトプラカーンなど、バンコク近郊からタイの全国各地まで、弊社ではタイの代理店さんと協働し、タイの全国にわたって対応させていただいております。
• 弊社のタイ代理店には、タイ王国が認定している資格制度である、臭気判定士が複数名、タイ人スタッフとして常駐しておりまして、定期的に、弊社共生エアテクノの経験豊富な臭気判定士が日本からタイに出張することで、本現場のように、ともに三点比較式臭袋法を実施したり、臭気採取や臭気対策もCO-WORKして、技術交流や臭気対策の技術指導も行っております。
• また、弊社のタイにおけるビジネスパートナーは、日本に本社がある日本の上場企業さんであり、ASEANはもちろん、東アジアは中国を中心としており、さらにはBRICSの中心となっているインドへの進出もすでに行っておられます。
• 弊社としても、タイは当然ですが、中国やインドでも、臭気対策を実施していければと思います。
• タイの工場の臭気対策や、インドや中国の臭気対策でも、弊社までご相談ください。