タイの工場の臭気コンサルテーション(焼付塗装ライン)

担当(著者)
提出日付
2015年10月23日
施工先
タイの工場(某製造工場における焼付塗装ライン)
施工概要
タイの工業団地にある製造工場における焼付塗装ライン/製造工程における焼き付け塗装の排気臭についての現状把握。
自社工場からの排気臭気の臭気指数(臭気濃度)測定と、どこまで周辺にニオイが飛んでいるかの臭気拡散シミュレーション
施工前状況
近隣の工場から臭気苦情があり、保管している商品にニオイが移ってしまう可能性まで指摘されていた。
しかし自分の工場からの排気臭が、どのくらいの強さで、どんな影響を周辺に与えているかが全く分からない状況であった。
装置などの名称・分類
施策内容
悪臭を排気する排出口あるいは途中の点検口等から、気になるすべてのラインの臭気を採取。
現場はタイの某工業団地であるため、採取してすぐ、現場にて、三点比較式臭袋法(簡易法)を実施。
臭気指数(臭気濃度)を測定し、現場でのその他の実測やお客様から頂戴したデータ等をふまえて臭気拡散シミュレーションを算出した。
施工後状況
臭気指数(臭気濃度)はそれなりに高いものだったが、臭気拡散シミュレーションでは、苦情先には臭気が届いていないという結果となった。
弊社の臭気コンサルテーション結果を報告書に纏めて提出。それを工業団地で提出し、「自工場の臭気はそこまで飛散していない」事を説明、苦情主にもご納得いただけたと聞いている。
最悪、脱臭装置スクラバーといった脱臭システムの導入も検討する必要性を感じておられたようだが、弊社の臭気コンサルテーションによって、現状がクリアとなり、問題は解決してしまった。
その他補足感想など
本来であれば、苦情主周辺を、臭気判定士や臭気対策コンサルタントが歩き回り、工場からの排気臭が実際に届いているかどうかを己の嗅覚で確認します。臭気判定士の鍛えられた嗅覚と臭気拡散シミュレーションが一致すれば、よりその確実性が高まるからです。今回はタイの工業団地で動き回る事が出来なかった為、周辺調査は不可能でしたが、臭気拡散シミュレーション結果だけで十分なご報告をする事が出来ました。
まだ、自工場からの排気臭気の測定を実施したことがない工場様は、日本でもタイでも、必ず一度は実施しておくことをおすすめします。弊社は環境事業所登録はしておりませんが、臭気コンサルテーションでは臭気判定士が必要に応じて複数名、現場にて作業にあたらせていただきます。

 

タイ工場臭気サンプリング1
臭気測定とサンプリング
タイ工場臭気サンプリング2
臭気測定とサンプリング
計測による臭気調査
判定用臭気サンプル
臭気の測定
臭気判定士による判定
 
 
 

今回の作業のように、タイでの施工・臭気対策コンサルテーションを行っています。


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