歯科クリニックの臭気調査(下水・汚水系臭気の調査)


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種別
下水・汚水系臭気の調査
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2023年5月17日
対応先等
歯科クリニックの臭気調査
概要
建物内の異臭アセスメント
状況等
  • 某歯科クリニック様にて、不定期に異臭が発生していました。
  • 院長先生やスタッフの皆様では、その異臭に気が付く人とわからない人、気が付いても気になるレベルの人と気にならない人、という感じで、異臭の感じ方は千差万別とのことでした。
  • そのうち、来院される患者様や、来客といった外部の方たちからも、場所とか時間帯によって、少しニオイが気になるというようなお声があるということがわかりました。
  • そこで、建物内の空調機器のクリーニング作業であったり、換気機器のメンテナンス作業などを実施されたとのことです。
  • 同時に、設計会社や施工会社などにも相談し、いろいろと気になる部分をチェックして貰ったにも関わらず、なかなか臭気問題が解決に至らないままでした。
  • このまま放置すると、仮にニオイが強くなっていった場合など、来院される方が不快に感じたり、転院されてしまう可能性も懸念され、働くスタッフさんたちの労働環境的にも、悪臭は邪魔になると判断し、本格的な解決に乗り出されました。
対応内容
  • インターネット等で検索をしている中で、「臭気調査」の専門会社があることを知り、弊社にご相談を頂戴しました。
  • 弊社では、すぐに異臭発生源調査に詳しい臭気判定士が対応に当たりまして、異臭調査の作業内容のご説明や、状況の詳しいヒアリングを実施させていただきました。
  • お見積書をご提出し、すぐに実施して欲しいというご依頼を頂戴したため、最短での臭気アセスメント日時を決定の上、当日は臭気判定士2名にて現場へ参りました。
  • まずは、臭気判定士による嗅覚にて、ニオイの発生状況をチェックしつつ、建築設備図面と現場の状況を照合する作業も並行して進めていきました。
  • 気になる部分に関しては、スモークテスターを使い気流チェックを実施したり、鼻が入れない奥まったところなどは、ニオイセンサーにチューブをつけて臭気の変動を確認したりしていきました。
  • その中で、幾つか気になる箇所があり、それらを仮説として絞り込み、臭気の発生源となり得るかどうかを追い込んでいきました。
  • そのうち、明らかにおかしな箇所がわかったため、トレースガスを用いた臭気漏洩検査を実施しました。
  • すると、トレースガスの反応がはっきりと認められ、発生源を特定するに至りました。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • トレースガスの漏洩箇所が、手の届くところではなかったため、報告書にまとめて修繕していただくようにしました。すぐに出入りの業者さんが修正・修繕を実施したのちは、気になっていた下水とか雑排水系の異臭発生は収まったと聞いております。
その他補足感想など
  • 弊社では、建物内で発生している異臭や悪臭などが、どのような臭気の質や強さであり、それがどこから発生しているのか、を突き止めていく臭気のアセスメント調査を、専門で行うチームがございます。
  • 日々、日本全国から寄せられるご相談に対して、専門チームが対応しております。
  • 最も多い、臭気調査のご相談の内容としましては、その1つに「下水」であったり「雑排水」であったり「汚水」といったような、硫黄化合物系の悪臭が挙げられます。
  • 一般のご家庭であれば、戸建てでもマンションでも、水回りでの異臭発生は多くございますし、商業施設であれば、やはり水回りを多く構える、ホテルや旅館、商業施設、病院、などでもこのような異臭問題は多くございます。
  • そして、本件のような歯科医院であったり、歯科クリニックであったり、歯科病院というのもまた、実はお問い合わせやご相談の多いうちの1つと言えます。
  • なぜなら、治療をするところには必ずと言っていいほど、小さな、口をそそぐ用の水道設備を設ける必要がありますし、同じくその台ごとに、バキュームというのか、吸引するための機器が必要となりますので、その分、水道の給水と排水についての設備を要するからです。
  • 空調についても、しっかりと完備しますので、その分、エアコンの台数なども多くなりがちであり、エアコンドレンをどう排水するのか、などもあります。特に複合施設や商業ビルのテナントとして入っている歯科クリニックですと、ドレン排水用の配管の取り回しでもご苦労されていることも少なくないようです。
  • さらに、歯科医院ですので、いわゆる患者様の心理は決して安定しているわけではなく、歯医者さんのクレゾール臭などとは違った、下水とかの異臭や悪臭があると、不快感に繋がる可能性もあるようです。
  • 建物内の異臭調査や臭気調査、ニオイの発生源測定など、弊社にお問い合わせ下さい。
トレースガスを用いた臭気漏洩検査
臭気判定士による臭気調査
    

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タイの工場での臭気対策コンサルテーション


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担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2023年5月5日
対応先等
状況等
  • タイの日系タイ現地法人の某製造工場様にて、臭気も問題が発生しておりました。
  • タイ王国においては、工場から排気される臭気について、省令が定められつつあります。
  • 弊社も、関係各位からの要請やパートナシップ等により、日本における悪臭防止法に定められている国家資格である臭気判定士として、タイの臭気判定士への臭気測定の協力等をさせていただいております。
  • タイにおいては、工業区域ごとや、工場団地ごと、といったような区分にて、臭気規制が用いられているようです。
  • 一般的な臭気の基準としては、日本と同じく、排気口と敷地境界の2ポイントで臭気濃度の規制値が定められております。
  • 工業区域では、排気口で臭気濃度1000、敷地境界で臭気濃度30。工業区域外では、排気口で臭気濃度300、敷地境界で臭気濃度15といった具合です。
  • 本工場においても、まずは臭気測定を公定法にて実施させていただきました。
対応内容
  • 本工場では、近隣の工場より、臭気苦情が寄せられていたのですが、その苦情主までは自工場の臭気は届いていない、という見解をお持ちでした。
  • しかしタイの省令では、日本の悪臭防止法と同じく、臭気苦情が発生しますと、臭気測定を実施し、基準値をオーバーしていれば脱臭や消臭といった対策を実施しなくてはなりません。
  • また、もう1つお困りであったのが、タイの省令で定められている「臭気測定」(臭気を指定された方法にてサンプリングして、その採取した空気を無臭の空気で希釈していく、三点比較式臭袋法と同様の臭気測定方法)を実施できる会社が見当たらないということでした。
  • 弊社では、タイ現地に代理店がございまして、そこに嗅覚測定を実施できる道具一式はもちろん、タイ国の定めるタイ人の臭気判定士も複数名、常駐させております。彼らは弊社臭気判定士臭気対策コンサルタントとタイのいろいろな工場にて臭気対策の経験を積んでいますので、臭気測定を速やかに実施することが可能となっております。
  • 本件では、弊社臭気判定士も日本からタイへ出張し、日本とタイの臭気判定士による臭気測定を実施し、同時に、臭気拡散シミュレーションも実施致しました。
  • 臭気の拡散状況を可視化して、レポートにまとめた上で、報告会を実施の上、ご提出させていただきました。
装置などの名称/分類
対応後の状況等
  • 結果として、臭気濃度においては排出口および敷地境界線周辺での、規制値は遵守されておりました。臭気拡散のシミュレーションでも、苦情先までの臭気到達は認められず、本レポートで説明をしたのち、臭気苦情は収まったと聞いております。
その他補足感想など
  • 日本では、環境省の管轄のもと、悪臭防止法という法律がしっかりと整備されており、その法のもとに、臭気測定業務従事者として臭気判定士が指定されております。
  • 年に1回、嗅覚測定の精度についての一斉測定のようなイベント?もありまして、参加は任意ですが、弊社もほぼ毎年、参加させていただいております。
  • また、臭気の拡散状況をシミュレーションする場合でも、弊社では独自のプラスソフトを用いて、より精度の高い拡散状況を可視化できるように技術アップも日々、務めております。
  • タイでは、まだまだここまでの法整備はされておられない印象です。例えば臭気判定士という資格制度についても、日本では年に1回の1次試験が11月に開催されています。臭気判定士を目指す人たちは、この年に1回の1次試験を目指して勉強していくのです。つまり毎年、数百人の臭気判定士が誕生しているはずなのです。しかし、タイでは現在、新規資格テスト等が行われていない?あるいは不定期開催?といったような情報もあるようでして、まだまだ認知度も低く(まあ、日本でも臭気判定士って未だに驚かれる国家資格ではありますが・・)、これからのスキルアップが求められていくことかと思っております。
  • そのような状態ですので、臭気苦情が発生したりして、まずは現状の臭気を把握するための、嗅覚測定を実施したい!となっても、そもそも、タイの省令に定められている臭気測定方法を実施できる臭気の会社が見たらない・・というのも現実問題としてあるようです。
  • そうなりますと、測定よりもとりあえず脱臭装置を適当につけておけ、みたいなケースも出てくるようで、効果があるのかどうかもわからず、貧すれば鈍する状況に陥っていくことも出てきてしまうのです。
  • タイの工場臭気対策でしたら、臭気測定から脱臭対策まで、弊社にご相談下さい。
 
臭気測定1
臭気測定2
臭気測定3
臭気測定4
    

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工場の新設に伴う脱臭対策(移転・増設の臭気対策)


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種別
工場の新設に伴う脱臭対策
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2023年4月28日
対応先等
印刷関係の業務を行っておられる工場
概要
状況等
  • もともと、首都圏某所にて、印刷関係の業務を行っておられる工場様がありました。
  • 印刷工程に伴い、有機溶剤系の臭気をはじめ、いろいろな臭気が発生しておりました。
  • 製造の量が増加していくにあたり、稼働率も向上し、臭気の発生量も全体として多くなっていきました。
  • すると、周辺住民様からの臭気に対するクレーム等も発生しはじめてしまいました。
  • 臭気に関する内容を調べていくと、その工場があるエリアには、臭気指数臭気濃度)による臭気規制がありました。
  • まずはその、悪臭防止法条例で定められた臭気指数の数値をクリアするべく、臭気測定を実施されました。
  • そして、現状の数値に対して、どうすれば規制値をクリアできるか弊社にご相談を頂戴しました。
  • 脱臭装置のテストを実施し、規制値がクリアできることを確認したため、デオキーパー脱臭装置を設置させていただきました。
対応内容
  • 脱臭装置の設置後、悪臭防止法条例の規制値を遵守でき、臭気苦情の発生もありませんでした。
  • それからさらに製造工程が多忙となっていかれまして、いよいよ関東某所に移転し、大幅な製造工程の増設や、生産量のアップを計画されました。
  • 当然、現地においては、環境問題への懸念はありまして、ニオイの発生というのもクローズアップされるものとなりました。
  • 工場様でも、新工場の新築計画にあたっては、臭気対策もテーマの1つとしてしっかりと勘案されておりまして、すでに脱臭装置として実績のある弊社にもご相談を頂戴しました。
  • 弊社では、工場および周辺の状況などを勘案し、脱臭装置の設置だけではなく、排気口の高さからの希釈度であったり、排気するスピード等に影響する排気口の口径、排気する場所なども含めてご提案させていただきました。
  • それらをもとに、工場様にてご検討いただいたのち、脱臭装置としてのデオキーパーを必要台数、ご発注いただくことができました。
  • 建築業者様や設備業者様とも協議を進めさせていただき、分割にて納入を進めて参りました。出荷検査等も順次、スケジュール通りに推進中となっております。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
対応後の状況等
  • すでに発生する臭気の強さや質については、脱臭装置を納入済の旧工場にて確認しておりますので、新工場については、臭気対策をトータルでお手伝いすることができました。夏~秋頃には実際に稼働予定とのことですので、臭気測定等含めてしっかり対応して参ります。
その他補足感想など
  • 工場の臭気対策を実施していく中で、まったくゼロから新規で工場を作っていくとなりますと、当然、それに伴い、環境関連の問題というのは懸念されるでしょう。
  • 特に、それまでそこにはなかったニオイが、突然、毎日のように周辺に漂うことになれば、その工場の近隣にお住まいの住民様にとっては、ともすれば不快感を感じる臭気となってしまう可能性もあると思われます。
  • 本来、臭気対策を行っていく上での弊社としての考え方は、現状の臭気がどれくらいなのかを把握するところからスタートするのがセオリーだと考えております。
  • やみくもに脱臭装置を導入しても、本来の目的を達成できなかったり、あるいは過剰スペックになってしまいます。達成できなければ、追加の脱臭対策が必要となってしまいますし、過剰スペックでは脱臭装置を稼働させたり交換するといったランニングコストが余計にかかってしまうことになります。
  • よって、新設で工場を計画される場合でも、今回のように、すでに既存である工場にて臭気対策をお手伝いさせていただいた実績があったり、あるいは同じ工程を行うため、臭気の強さや質で同じである場合は、そちらの既存の工場の臭気の強さや質をもとに、脱臭装置の選定や、臭気対策のコンサルテーションを実施させていただくケースも少なくありません。
  • 臭気の強さがわかれば、弊社では臭気の拡散シミュレーションを用いて、また必要に応じて弊社オリジナルソフトを用いたさらなる詳細な臭気拡散シミュレーションを駆使することにより、脱臭装置のスペックだけではなく、排気口の位置なども含めてのご提案をさせていただくことも可能となっております。
  • 日本全国はもちろん、現在ではタイの工場でも多くの実績を有しており、さらにはシンガポールやベトナムからもお問い合わせを頂戴しております。
  • 工場の脱臭対策でしたら、日本、タイ、東南アジアまで弊社にお問い合わせ下さい。
 
デオキーパー脱臭装置
デオキーパー脱臭装置
    

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