種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年10月7日
対応先
某オフィスビル
概要
不定期に発生する悪臭の測定と調査
対応前の状況
- 某オフィスビルにおいて、不定期に異臭が発生していた。
- その場所は、ショールーム兼会議室となっており、常時、人がいない空間であった。
- お客様が来場されたときや、ショールームで催し物が開催されるとき、あるいは会議等において、当該スペースが利用されるのだが、時々、利用者等から、「何かクサイよね」という話が出ることがあるとの事であった。
- すぐにニオイが気にならなくなる程度という事もあり、お客様においても対策や対応が難しい状態であったが、かといって放置するわけにもいかず、いろいろと協議を重ねておられた。
- 出入りの設備業者さんや、管理会社さんにも見て貰ったが全くニオイすらわからない状態であり、専門業者の調査をお願いしようという事で、インターネット等で検索され、弊社共生エアテクノにご相談いただいた。
対応内容
- 臭気調査の実績が豊富な臭気判定士が、ご相談の窓口となり、状況のヒアリングや異臭調査の内容ご説明、お見積書の提出や実施可能なスケジュール調整等を行った。
- お客様にて社内稟議が通り、正式に弊社にご発注いただいた為、臭気調査実施日を確定し、臭気判定士2名にて、現場へお伺いさせていただいた。
- 確かに当初、気になる臭気や異臭、悪臭といったたぐいのものは、熟練した臭気判定士2名の嗅覚には感じられなかった。お客様も「今日はニオイがない」という事であった。
- その状態にて、当該箇所を入念に、臭気判定士の嗅覚による官能評価、6段階臭気強度と9段階快・不快度及び質の判定、さらにニオイセンサーも併用しながら、臭気マッピングを行っていった。
- 同時に、普段は利用されていない状態から、利用する状態へと、空調や衛生関係等の運転を行っていただき、エアバランスや臭気変動を入念にチェックしていった。
装置などの名称/分類
- エアコンから発生する異臭
- エアコンから発生する雑菌臭
- 空調機から発生する悪臭
施工後の状況
- 幾つか、気になる臭気ポイントを確認できたため、お客様に一つずつ、確認をしていくと、エアコンを稼働させた直後に発生する、雑巾を絞ったような悪臭がピンポイントで整合する事が判明した。エアコン洗浄(内部のフィンの部分を中心)にて一旦、臭気発生は収まった。
その他補足感想など
- ここ数年、臭気調査を実施していく中で、異臭の発生源の一つとして挙げられるものに、エアコンや空調機からの冷房風とともに出てくる悪臭がある。
- エアコンの場合、吹き出し口の部分にカビが多く発生しており、そのカビ臭がするケースも少なくないが、その場合は除カビをすることで、比較的簡単に悪臭を取り除くことができるだろう。
- しかしそれをやっても、まだ、エアコンから悪臭がしていて、掃除をしても抑制できないケースも多々、実際に現場として我々も遭遇している。
- さらにその臭気は、カビ臭にも近いがカビ臭というわけでもなく、雑菌臭というべきか、生乾き臭というのに近いか、大変不快感を伴う悪臭である。
- しかも厄介な事に、常時その臭気が発生するわけでもなく、不定期であり、臭気の強度も強かったり弱かったり、同じ条件でエアコンが稼働していても、ニオイが発生する時もあれば、しない時もあるという、臭気調査においても大変厄介な現場となる。
- 弊社ではある程度、臭気発生のメカニズムやタイミングを得られている為、こうやったらニオイが出やすいというところを実施し、お客様に「問題となっているのはこのニオイですか?」と確認していただくこともある。
- 同時に、抜本的かつ恒久的な対策が取りにくく、一度対策を実施してもまた、同様の臭気が発生してしまう可能性がある。
- それでも臭気の発生源が確認できて、何かしらの応急対策もわかると、お客様からはご安心いただける。
- 臭気調査や異臭発生源調査、臭気の質の判定等、悪臭対策に関する事でしたら、工場からご家庭まで、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
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