フライヤーや料理、調理臭の脱臭対策

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工事種別

複合施設にある厨房の排気臭対策

担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2018年7月6日
施工先
某複合施設に入店している飲食店
施工概要
フライヤーや料理、調理臭の脱臭対策
施工前状況
  • 某複合施設に入店している飲食店からの厨房排気臭が問題となっていた。
  • 屋上で排気していたため、悪臭防止法の規制値としては問題のない臭気指数であった。
  • しかし、臭気コンサルテーションを行って判明したが、その厨房排気臭はそのままほかのテナントのOA取り入れ口にまわりこみ、OA(外気取り入れ口)から侵入してしまっていた。
  • 決して強い臭気ではなかったが、風向きや時間帯によって、テナント様から臭気苦情が来るケースがあり、ビル管理会社としてもなんとか対策を講じたいと検討しておられた。
  • しかし、設置スペースも限られており、風量のアップも難しく、排水はできないし電気容量も増設できない状況の中で、やれる脱臭条件をインターネット等で探しておられた。
  • そんな中で、弊社共生エアテクノを見つけていただき、駆動部等がない厨房排気用脱臭装置「ゼオガイア」(カルモア製)はどうですか?とWEB問い合わせフォームよりお寄せいただいた。
  • 早速、弊社営業担当者が対応させていただいた。
施策内容
  • 営業担当の臭気判定士が、何度かお客様とのお打ち合わせや、現場確認を実施させていただいたところ、お客様ご指定のゼオガイア脱臭装置にて、対応可能である事が判明した。
  • それは、排気風量から設計される設置スペースであったり、排気される臭気指数(臭気濃度)の強さから脱臭に必要な脱臭フィルターの段数であったり、はたまた、臭気拡散シミュレーションから想定される必要な脱臭効果(脱臭効率)であったりという、全ての点を総合的に判断してのご提案となった。
  • ただし、ピークの時間帯での臭気測定を実施していなかった為、まずは臭気の測定を実施する事をご提案させていただいた。
  • お客様からは、同時に厨房排気臭気の脱臭テストも行って欲しいというご要望を頂戴し、快諾。
  • 臭気採取道具と、ゼオガイアの脱臭デモテスト装置を持ち込み、実際に排気臭がピーク時にサンプリング及び脱臭テスト実施させていただいた。
装置などの名称/分類
装置の紹介(概要)
施工後の状況
  • 排気されてくる厨房排気臭の臭気指数27(臭気濃度500) ゼオガイア脱臭デモ機通過後の臭気指数14(臭気濃度25) 脱臭効率95%であった。 十分なOA異臭対策を実現できるため、実機の設計及びご提案という次のステージへ進んでいく。
その他補足感想など
  • 一番最初にお問い合わせをいただいたときは、「厨房排気臭の脱臭装置」という事だった為、悪臭防止法を遵守する為のご提案を第一案として考えていた。
  • しかし、いろいろお話を伺ったり、現場を何度か確認させていただく中で、排気臭のレベルが低く、近隣へ影響を与えるほどのレベルではないと推測された。
  • さらにいろいろとお話をしてお打ち合わせを進めていく中で、問題点がクリアになってきて、やるべき内容やご提案事項が明確になってきた。
  • お客様としても、特に既設・既存のマンションや複合施設の場合は、設置スペースや重量、給水・排水、音や電気といった面で、多くの制約条件を抱えておられる。
  • かといって、ゴールに見合わない脱臭装置や脱臭システムをご提案しても、解決にはならないので弊社としては遠慮させていただく。
  • 本現場では、諸々の条件を勘案したのち、ゼオガイア脱臭装置であればいけるであろうと立案させていただき、念のために脱臭テストまで実施させていただけた。
  • ほぼ予想通り、実際には予想以上の効果と結果を出す事が出来た為、安心して脱臭装置の実機の設計をしてご提案をする事が出来る。
  • 厨房排気の脱臭装置はもちろん、工場や飲食店等の排気臭対策であれば、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
臭気測定
脱臭デモ機
脱臭デモ機によるデモテスト
臭気判定士による臭気コンサルテーション

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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