種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年10月28日
対応先
某建物
対応前の状況
- 某建物において、不幸にも火災が発生してしまった。
- 全焼ではなかったが、火元を中心に火事となり、延焼しなかったフロアにも煙が侵出し、粉塵等が見受けられる状態であった。
- 常時、人がいて、また、来客や来場者もいる建物であった為、しっかりとした脱臭作業を実施する必要があることと、ダイオキシン等の有害物質の有無も確認する必要があった。
- 複数の業者に相談や問い合わせを行ったが、単純にオゾン脱臭をやりましょう、とか、臭気の保証はできない、といった清掃やメンテ業者さんが多く、困っておられた。
- その中で、脱臭専門業者である弊社共生エアテクノにもお声掛けいただき、脱臭方法や煤除去方法、実績や臭気保証、経験値や測定までを含めてご説明したうえで、弊社に正式にご依頼を頂戴した。
対応内容
- まずは事前の臭気測定からスタートした。もちろん現状把握も含まれており、どこがニオイが強いのか、どこの煤除去を中心に実施するべきか、見えない箇所の臭気状況はどうか、等を臭気判定士2名を中心に、しっかりマッピングしていった。
- 次に煤除去作業を実施した。やみくもに脱臭作業を行っても、焼き焦げ臭の発生源がある以上は、一時的に臭気がなくなったと感じて、また再発してしまうからである。
- 大型の専用マシンを持ち込み、煤除去作業を複数の機械にて数日かけて行い、細かい部分は人の手によって、ふき取り作業等にて煤除去を実施した。
- その後、脱臭作業を実施した。大型のオゾン発生装置を持ち込み、空間を中心に燻蒸脱臭を実施。同時に、促進剤を用いたり、消臭剤を併用する事で、脱臭効率と脱臭効果を高めた。
- 最後に、ダイオキシンの濃度測定と、臭気判定士による臭気チェックを行い、一連の作業を終了した。
装置などの名称/分類
- 火事のあとの脱臭作業
- 火災発生による焼き焦げ臭の消臭作業
- 煤除去作業
装置等の紹介
- ダイオキシン測定
- 臭気判定士による臭気レベル判定や臭気強度マッピング
- 特殊な洗浄作業による臭気発生源の除去
施工後の状況
- 脱臭作業として一連の流れとして、2週間ほどの工程をいただき、煤除去から脱臭消臭作業、そしてアフターの測定までしっかり行い、ダイオキシン及び臭気レベルともに問題なしとなり、無事、検証を頂戴した。
その他補足感想など
- それなりの規模である建物や施設にて、火災後の焼き焦げ臭であったり、付着してしまった異臭等であったりを、脱臭や消臭していくというのは、実は簡単ではない。
- 一般的に広く知られているオゾンガスによる脱臭作業は、多くの業者さんが提案できる方法であり、その効果ももちろんあるものだが、ケースや状況によっては満足のいくところまで脱臭しきれないとか、消臭できないケースもしばしば見聞する。
- それは、単純にオゾン脱臭機を持ち込んで、一般的な目安のオゾンガス濃度を発生させ、同じく一般的な目安である時間を運転すれば、とりあえずニオイは低減するといったような経験値やノウハウしかもっていないためであると考えられる。
- それでも臭気のレベルが低かったり、ある程度限られた空間であれば、何とか対応できるかもしれないが、臭気の質が特殊であったり、臭気の発生源が残存しているのに見落としたりするケースでは、なかなか簡単に脱臭作業として満足いくクオリティには至らないと思われる。
- また、経験豊富な臭気判定士や、臭気対策コンサルタントがしっかり現地調査を実施して、きちんと臭気に対する低減確認であったり、必要によっては保証といったところを行っていかないと、のちのち、トラブルになってしまうケースも考えられる。
- 日数的にも、現場規模によっては、数日では終わらず、1週間とか2週間の工程を組み、たくさんの人と機材を投入して脱臭作業は行われていく。最低でも、日中は原則、脱臭作業員が常駐し、脱臭作業を実施していく。
- 建物や施設、住居や倉庫において、脱臭作業や臭気対策、臭気調査をご検討でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
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