その他の産業/野外の事例」カテゴリーアーカイブ

農業・漁業など、また野外での臭気対策事例

原因不明の異臭

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工事種別
某オフィスビル/異臭調査
担当(著者)
提出日付
2015年12月22日
施工先
都内某オフィスビル
施工概要
美容関連のテナントさんが入店している某オフィスビルのフロアにて、原因不明の異臭が不定期に発生する。その臭気調査と、異臭発生源の特定を行った。
  • ・異臭調査
  • ・建物の中の下水臭気調査
  • ・臭気調査
  • ・異臭発生源調査
  • ・家の下水臭
  • ・ビルの汚水臭
施工前状況
不定期に、突如として異臭が発生して困っている。いろんな業者さんに見て貰ったが原因がわからない為、臭気調査の専門企業に依頼した。
装置などの名称・分類
装置の紹介(概要)

トレースガス

  • ・におい分子の中でも非常に拡散スピードが早い。
  • ・人間の鼻にはほとんど感じないので、第3者に迷惑が掛からない。
  • ・残留性がない為、後処理が不要。
  • ・生体には安全、無害。

ニオイセンサー

  • ・独自に開発したトレースガスに対して強く反応する性質がある。
  • ・人間の嗅覚疲労に似た応答をすることはなく同じ臭気に対しての応答は人間よりも安定性、再現性が高い。
  • ・反応の強さにより、定量化を行うことが可能である。
施策内容
臭気判定士2名にて、異臭調査を開始。異臭が発生していない状況の中で、お客様が気にしておられる悪臭の質を嗅いでいく。ところどころ、臭気の質として気になるところもあり、雑排水系の臭気が異臭の原因であるのでは、という仮説をたてた。
弊社独自のノウハウにて、その仮説に基づいて、強制的に異臭が発生しやすい状況を整えると、やはり雑排水系臭気が室内に侵入してきた。お客様も「このニオイ!」との事。絞りに絞った仮説をもとに、トレースガスで仮説を実証する。異臭発生源がほぼ、手の付けられない床下と断定した。但し、雑排水臭気の漏洩箇所はピンホール程度ではないかと推測された。 幸い、雑排水管が外部に抜けて屋上まで立ち上がっていた為、配管に ある工夫をする提案を行った。
その後、提案を実施いただき、室内に侵入していた雑排水臭気を抑制する事に成功できた。
施工後状況
不定期に発生していた雑排水系臭気を、ほぼ、人が感じないレベルまで抑制する事ができて、お客様は「いつ、このニオイが出てくるか不安だったけど、もう悪臭の心配をしなくてすむ」とご安心いただけた。
その他補足感想など
いろいろな制約条件があると、やれる対策も限られてはくる。しかしそれでも、当社の臭気判定士は出来得る限りのご提案をお客様と一緒に考えさせていただく。
この現場では、まず、ビルそのものが古い為、図面と現認での差異が多くあった。その為、目視で配管ルートや設置状況を確認していくだけでも相当な労力を必要とした。 さらに、営業をストップできないので、壁や床、天井を壊したり剥がしたりという作業は原則、出来ない状況の中で、雑排水系臭気をストップさせなくてはならなかった。
臭気が発生しているのは室内だが、当社は外部やベランダまでを幅広く調査し、営業を継続しながら悪臭問題を解決できた。 このような臭気調査の現場では、現場経験やノウハウからくる仮説を立てる力や推測していく力が必要とされ、臭気調査のベテラン2名だからこそ、解決できた現場であっただろう。

 

食品工場排気ダクト施工
配管ルートや設置状況を確認
食品工場排気ダクト施工
雑排水管が外部に抜けて屋上まで立ち上がっていた
消臭剤噴霧装置設置
原因不明の異臭が不定期に発生

臭気調査と、異臭発生源の特定

雑排水系の臭気が異臭の原因であると仮説

外部やベランダまでを幅広く調査
臭気の調査やニオイ対策の必要がございましたら、
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