国家資格 臭気判定士について
- 1次試験は、嗅覚測定法の実務や、三点比較式臭袋法からの計算があり、統計学の知識が必要となる。統計学やΣ、logというのは、理系出身者にはたやすいが文系出身者は苦労する可能性がある。
- 悪臭防止法という法律によって定められている臭気判定士ゆえ、当然、悪臭防止法の法律知識も出題される。臭気判定技術講習会などを活用するとポイントを効率よく学べると思う。
- 嗅覚を使う仕事なので、嗅覚のメカニズムや人間の嗅覚における知識に関する分野の出題もある。ここら辺は仕事や受験に関係なく、大変興味深く学べる分野でもある。
- 2次試験は、嗅覚検査となる。5種類の基準臭をそれぞれ2/5に付着されているニオイを嗅ぎ分けることが出来れば合格で、合格率は約95%との事。
- 国家資格 臭気判定士
- 英語表記 Olfactroy Measurement Operator.
- 正式には 臭気測定業務従事者
- 臭気判定士は、におい分野における唯一の国家資格。 1次試験、2次試験をパスし、免状が付与されると、個別番号4桁と、末尾にアルファベットが付与される。最初の5年はA、更新するとB、さらに更新するとC・・となっていく。
- 臭気判定士は嗅覚が鋭敏でないとなれない?という質問をしばしば頂戴するが、決してそうではなく、通常の嗅覚を有している(部分嗅盲等ではない)。
- 資格取得後、とりあえず取得しただけなのか、分析等で活用しているのか、あるいは実際に悪臭の現場へ出て、ニオイを嗅いでいるか、それによって嗅覚感度は変わってくると思う。特にニオイを多く嗅いで、いろいろなニオイをインプットしアウトプットする作業を多く経験している臭気判定士は、知行合一ならぬ、知嗅合一を実践していて、引き出しも多くなるし、嗅ぎ分け能力もトレーニングされていく。
- 臭気判定士ナンバーの末尾のアルファベットは、熟練臭気判定士かどうかの一つの目安ではある。ニオイ刑事は今回の更新で末尾が「D」となった。つまり、臭気判定士として16年目を迎えるわけである。もちろん免状を更新しているだけでもアルファベットは進んでいくので、そういった意味では、上述した通り、現場経験を積んでいるかどうか、あるいは測定等のオペレーター実務を多く実践しているか、といった部分こそ何にも代えがたい経験値である。
- 弊社では、常に悪臭の現場最前線に出ている臭気判定士が5名常駐しており、常に活動している。また、タイの代理店にも、タイの臭気判定士が複数名常駐しているので、日本とタイでは常に臭気対策業務を行える体制を整えている。
- 日本及びタイで、臭気対策のニーズ等ございましたら、まずは弊社共生エアテクノまでお問い合わせください。
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