投稿者「kanri-nishiyama」のアーカイブ

工場の製造ラインから発生している臭気の脱臭対策(タイの工業団地)

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工事種別

タイの工場における脱臭対策

担当(著者)
臭気コンサルタント 平山レオ
提出日付
2018年5月10日
施工先
タイの工業団地における産業工場
施工概要
工場の製造ラインから発生している臭気の脱臭対策
施工前状況
  • タイの某所工業団地にある工場にて、近隣住民さんから臭気苦情が発生していた。
  • その対策として、東アジアにある某国製のスクラバー脱臭装置を導入された。
  • しかしほとんど脱臭効果が感じられず、もちろん臭気苦情もおさまらず、いよいよ工業団地のガバメントから操業停止の可能性もあると指導されてしまった。
  • 日本にある工場のタイ現地法人であったため、しっかりとした日本の脱臭技術にて対応したいと、他の業者さん経由で弊社を紹介いただいた。
  • お打ち合わせ実施、臭気のコンサルテーションによる現状把握、脱臭テストを経て実機を選定し、POを頂戴できたため、このほど、スプレーシステムを納品させていただいた。
施策内容
  • コンサルテーションにより、スクラバーほどの脱臭装置は不要と判断し、消臭剤のダクト内スプレー噴霧システムを設計させていただいた。
  • 排気ダクトも立ち上げていただき、消臭剤も本臭気と最も相性がよく、ランニングコストも大幅に低コストで済む、酸化機能水をセレクトし、テスト時でもしっかり除去出来ていた。
  • タイでちょうど、数件の現場が重なったため、数チームに分かれて現場対応を行った。
  • 日本クオリティにて、日本国内にてほぼすべての装置設計を行い、スプレーシステムを一式として製造。完成検査も国内で行ったのち、国内港渡しで出荷となった。
  • タイで弊社と代理店にて荷受けから納品、設置や据付まで立ち合いを行い、弊社側のチェックもしっかり行った上、試運転及び臭気測定にて効果検証を行った。
  • 最後に先方のタイ人スタッフさん各位に取り扱い説明会を実施し、測定結果報告書も提出したうえで、一連のプロジェクトは無事、終了となった。
装置などの名称/分類
施工後の状況
  • ①原臭臭気濃度5,000(臭気指数37) → 脱臭後臭気濃度1,300(臭気指数31)
    ②原臭臭気濃度5,000(臭気指数37) → 脱臭後臭気濃度790(臭気指数29)
    脱臭効率 ①74% ②84.2%
その他補足感想など
  • 一度、脱臭装置の選定で失敗されていることもあり、今回は導入前から全面的に臭気対策プロジェクトをお任せいただけた。
  • 弊社としても、臭気の現状把握、状況判断を実施する臭気対策コンサルテーションからしっかりと対応させていただけた。
  • かなり時間的に急がれていたが、より良い条件面を模索する意味も含めて、実機を見据えた脱臭デモテストも実施し、実機の装置やシステム、消臭剤等の条件面を探っていった。
  • コンサルとテストの結果をもとに装置設計を実施し、お見積り等も含めてお客様といろいろとお打ち合わせを重ねた結果、ダクトスプレーシステムにて決定した。
  • 実機の設計と製造は、弊社の協力工場にて日本国内で実施できたため、大きな問題はなく、納期を極力頑張って、国内での出荷検査まで迅速に実施した。
  • タイでは代理店さんが輸出入をやっていただき、そこでの大きなトラブルもなかった。
  • 今回は工事が別途であったため、所掌範囲等での部分問題はあったものの、おおむね、工程通り進捗させることが出来た。
  • お客様側でも、いろいろな臭気苦情解決への努力を実践されており、その一環として弊社もお手伝いさせていただけたことを光栄に思う。
  • 日本の工場、タイの工場ともに、臭気対策であれば弊社にまずはお問い合わせ下さい。
脱臭装置輸送
タイ工場施設
脱臭装置
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臭気コンサルテーションからの堆肥化プラント工場の臭気対策

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担当(著者)
臭気判定士 シックハウス診断士 山田大介
提出日付
2018年4月20日
施工先
施工概要
施工前状況
  • 堆肥を発酵させて、有機肥料に再生する工場にて臭気苦情が発生していた。
  • 一度、現地を確認するべく、臭気判定士が車にて現場に近づいたところ、1km程度離れた場所で、堆肥工場から発生していると思われる臭気を確認出来た。
  • その後、工場にてお客様とお打ち合わせしたり、工場内を確認したところ、堆肥発酵の作業工程にて、高いアンモニア濃度を中心とする強烈な臭気が発生している事が確認出来た。
  • 工場における臭気対策の最短ルートにして必要不可欠と弊社が考えている「臭気コンサルテーション」はもちろん、臭気測定も実施した事がないとの事だった為、まずは簡易的な臭気対策コンサルテーションの実施をご提案した。
  • その中でも特に臭気発生の強い巻き上げ工程の作業場には空間に消臭剤噴霧を提案した。
施策内容
  • 臭気対策のコンサルテーション結果としては、臭気指数(原臭)40<臭気濃度10,000>がターゲットとなると判明した。また、指定的な臭気物質はアンモニアであった。
  • 臭気拡散シミュレーションや臭気判定士の嗅覚による官能評価、そして当該地域の悪臭防止法条例等からディスカッションした結果、排気出口で脱臭効率50%程度とし、他にダクト改良等で臭気苦情へ対策していく方法がお客様によって採択された。
  • 本来であれば、弊社のインジェクションスクラバー脱臭装置を用いる事で、この脱臭目標数値をクリアする事が可能となる。しかし今回は既存の脱臭塔の活用を中心に考えて欲しいとのご依頼を受けた為、幾つか複数の合わせ技で脱臭をご提案させていただいた。
  • 具体的には、脱臭塔(スクラバー)を改造し、堆肥化プラントに消臭能力の高い消臭剤を、弊社が設計するスプレーユニットにて噴霧していただく「消臭剤スプレー噴霧システム」の採用が一つ。
  • 工場内で特に臭気発生の強い巻き上げ工程の作業エリアに、消臭剤を空間噴霧する方法が二つ。
  • そして排気ダクトの形状変更と立上げ工事という三つの改良案を実施していただいた。
装置などの名称/分類
  • 堆肥化プラントの臭気対策
  • 堆肥工場の排気臭対策
  • 堆肥化施設の場内臭気対策
装置の紹介(概要)
施工後の状況
  • 消臭剤スプレー噴霧システム導入後、原臭臭気濃度10,000(臭気指数40)が、排気出口にて、臭気濃度3,200(臭気指数35)と、脱臭効率68%となった。
    また、排気ダクトの改造も効果を発揮し、臭気コンサルテーションの予想通り、臭気苦情は解決した。
その他補足感想など
  • 今回の工場では、それまでにもいろいろな脱臭対策をトライされていた。しかし、臭気の測定や、脱臭目標値などを決めておらず、目的に合致した脱臭装置や脱臭方法の選定がされていなかった。
  • お客様によっては、「臭気測定や調査だけにお金と時間をかけるのか?」と最初はおっしゃられるケースもあり、その疑問は理解出来ない事ない。しかし、現状を知らずして対策は立てられない。弊社では臭気の現状把握こそが、消臭脱臭成功の条件であると必ずご提案させていただいている。
  • 本件でも、そこはご理解いただき、費用と時間を使ってでも、とりあえず最低限のコンサルテーションを実施させていただけた。
  • その結果から、臭気苦情解決策をご提案したが、今までかけてきた費用もあり、必ずしも全てを導入できるほどの余力がなく、「出来るだけ」で良いので、予算内で収まるような方法を考えてくれとご指示いただいた。
  • その為、本来はインジェクションスクラバー等を用いれば、もっと高い脱臭効率を発揮出来て、臭気苦情の解決の可能性も高められるところを、既存の脱臭塔をスクラバー仕様に出来る限り改善したり、場内への雰囲気噴霧で少しでも原臭臭気濃度を下げたり、あるいは排気ダクトの改良を行ったりと、何とかご期待に沿えるよう、やれる範囲での脱臭対策を実施した。
  • それで何とか、臭気苦情を解決出来たので、弊社としては決して満足はしていないが、お客様からご満足のお言葉を頂戴できて、目標も一応クリアできたので、一安心といったところだ。
  • 堆肥工場堆肥化プラントはもちろん、工場の臭気対策であれば、日本及びタイにて対応しておりますので、弊社共生エアテクノまでご相談下さい。
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某オフィスビルの汚水・下水様臭気の異臭発生源調査

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工事種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2018年4月10日
施工先
オフィスビル
施工概要
某オフィスビルの汚水・下水様臭気の異臭発生源調査
施工前状況
  • 某所にあるオフィスビルにて、不定期に下水のような悪臭が執務エリアや会議室に強く発生してくる為、業務にも支障が出ていて困っていた。
  • このオフィスビルには地下フロアもあり、その為、汚水槽と雑排水槽が設置されていた。
  • ビル管理会社や、設備業者では、その汚水槽や雑排水槽が怪しいのではないかと、何度か調査を行ったが、全く改善されなかった。
  • また、オフィスビルはかなり築年数が古く、大幅なリニューアルや増築工事等も行ってきており、もはや管理会社や設備業者では、全く手に負えない状態となってしまった。
  • そこで、ビルのオーナー様がインターネットで臭気調査の専門会社を検索されたところ、弊社の対応が良かったとの事で、弊社臭気調査のご依頼をいただいた。
施策内容
  • 臭気調査の熟練である臭気判定士2名にて現場へ訪問した。
  • まずはお客様より、臭気発生状況や臭気の強弱、発生している場所等のヒアリングを行った。
  • その後、特に強く臭気を感じるエリアを中心に、臭気判定士の嗅覚による官能チェックをしつつ、ターゲットとなる臭気がわずかでも残存していないかを確認していった。
  • すると、ある特定の箇所で、強度としては弱いが、質としては明らかに汚水臭気とわかる臭気の存在を嗅ぎあてた。
  • 建築図面をチェックしていくが、増築や改築、リニューアルに次ぐ工事の為、衛生配管までははっきりとわからない状況であった。
  • 屋上やビル外部からも目視でも確認していったが、見える範囲には限界があった。
  • その為、仮説を絞り込んだ上で、トレースガスによる漏洩調査を実施したところ、該当箇所から強いトレース反応を確認出来た。
装置などの名称/分類
装置の紹介(概要)
  • 現場経験豊富な臭気判定士(国家資格)の嗅覚による官能評価
  • においセンサーやスモークテスターを用いた臭気強度等のマッピング
  • トレースガスセットを用いて行う、仮説を実証する為のトレース試験
施工後の状況
  • それ以上は追跡できない為、専門業者による穴開け工事を依頼し、工事時は立ち会った。
    ビル管理会社側では、そこには何もない!との事であったが、実際に穴あけが完了し、開口部から裏側を確認すると、謎の配管が立ち上がってきており、その配管から下水臭が発生している事が確認出来た。そこを閉塞する事で、完全に臭気問題は解決された。
その他補足感想など
  • オフィスビルにおいて、不定期に発生する汚水のような臭いや、下水のような悪臭は、業務の集中力を妨げるほど不快感の高い悪臭である。
  • この現場でも、臭気の発生頻度は不定期であったが、会議室や打ち合わせスペースもあった為、お客様との商談中や、大切なゲストの来社時に、突如として異臭が発生してくるのは早急に解決したい切実な問題であったと聞いている。
  • しかし、あの状況から考えれば、まさかそこに発生源があるとは、普通に考えればあり得ない事である。弊社としても、鍛え抜かれた臭気判定士2名による嗅覚の官能評価である程度、絞り込めたとはいえ、それだけでは確実に断言するには至らなかった。
  • トレースガスによる実証試験にて、自信が確信に変わった為、ようやく「ここに穴をあけてみましょう」と提案する事が出来た。
  • 「穴をあけて何もなかったら?」という質問に対しては、「可能性を一つ潰したという事でご納得下さい。ただ、かなり高い確率で、何かはあるでしょう」とお答えし、作業を進めていただいたが、結果的には正解であった。
  • 立ち会い時には多少の不安もあったが、終わってみればお客様から「さすがプロですね」と心から感謝いただけて、一安心した次第である。
  • 建物や施設等において発生する汚水や下水の臭気の調査はもちろん、工場の臭気対策カビ等、臭いに関する事であれば、ぜひ弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
においセンサー
臭気発生源
臭気判定士による官能評価
トレースガスによるトレース試験

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