工事種別
歯科クリニック内臭気調査
提出日付
2018年2月14日
施工先
某歯科クリニックにて少々気になる臭気の調査
施工概要
施工前状況
- 某歯科クリニックにて、ごくまれに、来院された患者様から「クサイ」というクレームが発生していた
- 院長先生は、スタッフや出入り業者に、しばしば臭気のヒアリングを行ったが、よくわからなかった。
- そのまま気にしなくても大きな問題となるレベルではなかったが、やはり臭気問題であり、来院される患者様に余計なご負担を掛けたくないとも院長先生は考えておられたようだ。
- 市販の空気清浄機を導入する等、考えられる対策は講じてみたが、特に変化はないようだった。
- 複合施設に間借りするテナントスペースの歯科クリニックであり、他の買い物客等への影響も懸念され、歯科クリニックのコンサルタントに相談したところ、臭気調査の専門会社があると紹介された。
- コンサルタントから弊社に相談が寄せられ、臭気調査の内容をご説明の上、正式にご依頼いただく運びとなった。
施策内容
- 歯科クリニックがお休みの日を狙って臭気調査実施日を決定。
- 臭気調査の経験豊富な熟練の臭気判定士2名にて、現場へ訪問。
- 歯科クリニックの先生およびスタッフ様にいろいろとヒアリングを行う事から調査をスタート。
- 臭気判定士2名の嗅覚による官能評価、及びスモークテスターにて気流をチェック。
- 気になる箇所があった為、建築図面にて衛生配管と空調配管関係を確認し、現場の実際の配管状況との整合性をチェック。
- また、空調の稼働状況での変化や、時間帯での変化、特定作業の実施時での変化等、いろいろな条件を再現しながら臭気を確認していった。
- 結果としては、数種類の気になる臭気の質を感応出来て、それらが諸々の条件によって待合室側に流れ滞留したり、臭気の発生が強くなる等、幾つかの懸念点が挙げられた。
- その中から、エアーバランスの悪さの改善を、最優先事項としてご提案させていただいた。
施工後の状況
- クリニックの形状が、細長い作りであった為、待合室側から給気を入れて、治療室側の一番奥から排気をするエアーバランスを出来得る限り整えた。同時に、待合室側に酸素クラスター除菌脱臭装置を設置し、除菌と脱臭が出来る仕組みも整えるようにご提案した。
その他補足感想など
- 臭気の質としては、有機溶剤系臭気(接着剤等で使用する)や、消毒液系臭気であり、いわゆる「歯医者さんのニオイ」と判定された。
- 不快感の高い下水のような臭気や、人体にも有害となる可能性のあるカビ臭、エアコンからの異臭等は調査期間内では確認できず、その可能性も限りなく低いものと判断した。
- 但し、エアーバランスが悪い事から、どうしても待合室側に、歯科治療時に発生した臭気が滞留してしまう事が判明した。歯科クリニックのドアをあけて入ったその時に、少々強い臭気があると、一部クレームになる可能性は否定出来ないと思われる。
- しかし、複合施設の中のテナントスペースに入店している歯科医院であり、エアコンは単独でも、給排気が思うように改修できなかったり、外気の取り入れ量に制限があったりと、決して歯科医院の空調条件としては、良い条件ではない事もあった。
- 幸い、臭気苦情の発生頻度としてはごくまれであり、弊社の調査でもそこまで気になるレベルではないと判断された為、可能な限りの対策でいけそうであった。
- 院長先生からは、「全く何も見えない、嗅げない、わからない中で、このように臭気判定をしてくれて、わかるように説明して貰えたので、安心したし対策方法も検討できる」と大変喜んでいただけた。
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