オフィス棟のミーティングスペースの異臭

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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2018年9月5日
施工先
某施設 オフィス棟のミーティングスペース
施工概要
某施設にて、原因不明の異臭の調査
施工前状況
  • 某企業様の会議室が入っている棟にて、原因不明の異臭が発生していた。
  • 従業員の中でも、その異臭が気になる方と気にならない方が混在しているとの事であった。
  • 来客からも、その異臭について指摘されるケースが稀にあるとの事であった。
  • あまり気にし過ぎない方がいいという考え方がある一方、会議室での異臭は問題ともなった。
  • 一度、異臭についての調査をお願いしたいが、どこに依頼したらいいのだろう?とインターネットで検索をされたところ、弊社共生エアテクノを発見いただいた。
  • 異臭調査についてのお問い合わせを頂戴し、営業担当よりご説明やお見積書のご提出後、正式に異臭調査のご依頼を頂戴した。
施策内容
  • 異臭調査の実績豊富な臭気判定士2名にて、実際の現場へ赴き、異臭調査を開始した。
  • 最初にお客様より状況をくまなくご説明いただき、設備的な部分を自由にいじらせていただける事となり、また、会議室は臭気調査の間は出入り禁止としていただいた。
  • 実際に臭気調査を開始したが、臭気調査道具として持参した七つ道具のうち、まずはスモークテスターが活躍してくれた。
  • なぜなら、臭気判定士2名の嗅覚による異臭マッピングでは、会議室ではない場所から、怪しい異臭を嗅ぎ取っていたからだ。それが、エアーバランスからくる事を確認出来た。
  • その後、いろいろな条件下で何度も臭気を確認しながら、異臭の臭気の質と、異臭の発生源を突き止めていった。
  • そして「ここだ!」という場所を絞り込み、お客様にも嗅いでいただいたところ、「このニオイ!」「ここからだったのか・・」とご納得いただき、臭気調査を終了した。
装置などの名称/分類
装置の紹介(概要)
  • 臭気判定士の鼻による臭気の質や強さの判定
  • ハンディ型ニオイ測定器による臭気強度マッピング
  • スモークテスターによる気流やエアーバランス調査
施工後の状況
  • 異臭の発生源はわかったので、そこの対処方法は弊社では所掌範囲ではなく、お客様にてどのような対処方法をするか、いくつかご提案も含めた報告書を提出させていただいた。
    どのような対処方法を施したかは不明だが、その後、異臭問題は収束したと聞いている。
その他補足感想など
  • 臭気調査として最初、「ここです」と案内された場所で、正直、ちょっととまどった。なぜなら、当初に聞いていたようなニオイの質や明らかな異臭がなかったからだ。
  • なので、臭気判定士2名にて相談の上、かなり薄いか、出入りしていると他の臭気と混在してしまうか、あるいは発生源が会議室内ではないか、といった仮説を多く立てたうえで、立ち入り禁止措置や、設備的な稼働の自由を依頼させていただいた。
  • そのうえで、臭気判定士2名が何度もいろいろな箇所を嗅ぎまわり、気になったニオイの質や強さ、その他いろいろな条件をピックアップして、両者の見解をすり合わせていく作業が続いた。
  • そのような作業を継続していく中で、会議室内で異臭が発生しているのではなく、違う場所で発生した異臭が会議室内に侵入してきている事を確信した。
  • そこからは、会議室を出て、対象となっている異臭を嗅覚と臭気センサーで追い詰めていく作業を徹底的に行った。
  • 結果として、お客様が「まさかここから?」「なぜこんなところから?」と驚いておられた場所からの、異臭発生源を特定する事が出来た。
  • 建物内で不定期や常時に発生する異臭や悪臭、下水臭や汚水臭等の臭気調査異臭調査でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
臭気測定
スモークテスターによる気流調査

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洋食レストラン(イタリア料理)の厨房排気臭対策

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工事種別
担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2018年8月29日
施工先
洋食レストラン(イタリア料理)
施工概要
ガーリック臭気及び料理臭の排気臭対策
施工前状況
  • 都心部にてオープンした、イタリア料理店にて、排気臭が近隣から臭気苦情となっていた。
  • また、入居したビルの上階のテナントからも、臭気苦情が寄せられてしまった。
  • お店及び管理会社としては、どのような対応をして良いかまったくわからず、困っていた。
  • なかなか臭気トラブルが収まらない為、インターネット等で臭気対策専門業者を検索した。
  • 弊社共生エアテクノを見つけていただき、管理会社よりお問い合わせを頂戴した。
  • 弊社の厨房排気臭対策の営業担当者より、内容の詳細ヒアリング等を行った。
  • 結果として、まずは現状把握と、必要な脱臭効率の把握をやる事で合意した。
  • そのため、臭気コンサルテーションと、脱臭デモテストを、同時に実施するご発注を頂戴した。
施策内容
  • イタリア料理店の厨房稼働状態がマックスとなるタイミングとして、お昼のランチタイムをターゲットとさせていただいた。
  • 排気口へ近づき、臭気採取道具をセッティング。臭気のピークのタイミングを可視化する為、ニオイセンサー(現:Deomoni)を設置するとともに、臭気判定士の嗅覚でも臭気変動をチェックした。
  • また、厨房排気臭対策用の脱臭装置(現:ゼオガイア)の小型テスト機も持参した。
  • 必要な設計風量を排気ダクトからアルミのフレキダクトで分岐させて、小型デモテスト機に実際の厨房の排気臭を導入した。
  • 臭気がマックスのタイミングで、排気口及び脱臭デモテスト機にて臭気採取を実施した。
  • 採取した臭気は、三点比較式臭袋法にて、臭気指数(臭気濃度)を算出した。
  • また、臭気拡散シミュレーションを実施し、脱臭対策のご報告とご提案をレポートに纏めてご提出した。
装置などの名称/分類
  • 厨房排気臭対策
  • イタリア料理店からの、ガーリックやスパイス等の調理臭気対策
  • フライヤーからの臭気の脱臭対策
施工後の状況
  • 現場の状況として、本排気に相応しい脱臭装置の設置場所や費用が合わなかった。
  • それでもやれるだけの対策として、臭気拡散シミュレーションの結果をもとに、排気口の変更(延伸)を実施する事をファーストステップとしてご提案させていただいた。
その他補足感想など
  • 都心部のとても狭いエリアにオープンした、イタリア料理レストランであり、ランチタイム時は大変な賑わいであった。ただ、人気が出れば出るほど、厨房排気臭の絶対量も多くなってしまう。
  • 近隣苦情だけであれば、悪臭防止法を遵守する方法がシンプルに考えられたが、本件ではどちらかというと、入居しているビルの他フロアのテナントさんからの臭気苦情がメインと判明した。
  • よって弊社も、臭気採取やデモテスト以外に、上階のテナントフロアへも立ち入り許可を頂戴し、実際に嗅覚によってフライヤー排気臭の侵入状況をチェックするという作業も実施した。
  • 拡散シミュレーションの結果から脱臭装置のご提案も盛り込んだが、都心狭小地という事もあり、設置スペースがなく、ニオイ以外に音(脱臭装置用に追加するファン)の問題も懸念された。
  • それでも何かしら対策は実施したいので、少しでも軽減できそうな提案をしてほしいというご依頼を頂戴し、拡散シミュレーションの結果をもとに、排気口の変更(排気ダクトの延伸)を代替案としてご提案した。
  • これは臭気苦情をゼロにすることは難しいが、それでも軽減は出来る可能性があるという苦肉の策ではあった。
  • その後、弊社としてはそれ以上のお手伝いが難しい為、何かあればご連絡をいただくという事にて、本案件は終了した。
  • 厨房の排気臭対策や、工場の脱臭対策であれば、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。臭気の測定や脱臭のデモテストだけでも、対応させていただきます。
厨房排気臭対策の脱臭フィルター「ゼオガイア」デモ機
脱臭装置 デモテスト
臭気調査
臭気判定士による異臭調査

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タイにおける工場の排気臭対策

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担当(著者)
臭気対策コンサルタント タイ及び西日本担当 平山レオ
提出日付
2018年8月17日
施工先
タイの工場
施工概要
タイの日本現地法人として設立されている工場の臭気対策
施工前状況
  • 日本のタイ現地法人として設立されているタイにある工場。
  • いろいろな製造ラインを有しておられて、稼働率も高く、その分、排気臭や排気量も多い。
  • 風向きや生産状況によって、近隣から臭気苦情が寄せられるようになってきた。
  • もともと周囲には何もない状況だったが、今は住居や施設が立ち並び、臭気対策はタイといえども必須となってきている。
  • 弊社のタイ代理店にご相談いただき、まずは臭気監視装置「Deomoni」を、工場の敷地境界や排気口近くに設置する事で、臭気の変動をモニタリングしていくことが決定した。
  • また、最も臭気が強いレベルで排気される製造ラインの排気口には、消臭剤のスプレー噴霧ユニットも設置して、脱臭対策を実施する事も決定された。
施策内容
  • 24時間ニオイ監視システム「デオモニ」は、無線にて電波を飛ばして、中央監視室にあるパソコン等の画面にて、臭気変動状況等をリアルタイムでチェックできる。
  • 同時に、そのデータは保存され、のちほど、時系列や場所別等でのチェックをする事が可能である。
  • 日本の悪臭防止法が、タイでも悪臭防止条例というような形で徐々に制定されつつあり、臭気指数(臭気濃度)の算出も必要となっている。
  • 弊社では、日本の臭気判定士と、代理店さんに常駐しているタイの臭気判定士によるコラボにて、臭気対策コンサルテーションや臭気濃度の測定等を実施する事で、デオモニの数値に検量線を覚えさせ、測定回数や手間を少なくする事も可能である。
  • また、風向風速計を設置し、臭気センサー「Deomoni」と関連づけることによって、どの風向きの時にどこのニオイセンサーが反応しているか、等の詳細なデータ確認も可能となっている。
  • 電波状況の確認をタイ現地にて実施し、中継器の台数も決定した。
  • 出荷前検査を弊社大阪ラボにて実施した。
装置の紹介(概要)
  • 日本やタイの工場にて、排気される臭気や場内臭気を、無線にてモニタリングできるシステム。
  • 風向風速計との連動により、どの風向きの時にどのセンサーが反応するかを確認する。
  • 人による臭気マッピングや臭気測定の手間や時間を軽減できるシステム。
施工後の状況
  • 臭気監視システムDeomoniの出荷前検査として、結果としては問題なく施主検査に合格した。
  • 具体的には、Deomoni複数台の反応や挙動のチェックがメイン。その他、弊社自主基準に合わせて、各項目をくまなく検査している。
  • その後、タイへ輸出され、タイ現地にて設置工事や試運転確認後、検量線を作成していく。
その他補足感想など
  • 今までは、工場の担当者が、ハンディタイプのセンサーを手にもって、毎日決まった時間に敷地境界を歩いて、臭気レベルをメモする必要があった工場様。
  • 近隣から「今、臭気が来ている!」と臭気苦情があってから、センサーを用意しアイドリングして、駆け付けた時には「もうないよ」と言われて手間ばかりの割には確認ができない工場様。
  • 近隣から臭気苦情が寄せられているが、どう考えても自工場の排気臭ではなく、近隣の違う工場からの排気臭ではないかと思っておられる工場様。
  • 今は臭気苦情等はないが、今後の為にも、あるいは自社基準やコンプライアンス、臭気苦情を発生させない予防を考えていきたい工場様。
  • 悪臭防止法条例にのっとり、臭気指数測定を毎度やっているが、そこまで厳密なデータを毎回必要とはしておらず、参考程度でよく、測定回数を減らしたいと考えておられる工場様。
  • その他、様々なケースで、工場の臭気を常時監視、24時間モニタリングできるシステムが、Deomoni(デオモニ)の最大の特徴である。
  • 日本及びタイの工場にて、そのような需要やニーズ、試みを考えておられましたら、弊社の臭気監視システム「Deomoni」はベストマッチですので、ぜひ弊社までまずはお気軽にお問い合わせ下さい。
臭い監視システム ユニット
臭い監視システム ユニット
臭い監視システム 表示
臭い監視システム デオモニ

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