脱臭装置設置のための、工場における現地フィールドテスト

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担当(著者)
臭気判定士 2級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2020年10月17日
対応先
某工場
対応前の状況
  • 工場においては、生産や製造、稼働や運営に関する過程等から、当然のごとく、臭気が発生する。
  • その臭気は、香料工場飲食工場のような、よい匂いであっても、近隣住民様等からは悪臭と苦情が寄せられるケースもありますし、塗装鋳造といったような異臭ととられるケース、さらには畜産堆肥といったように、悪臭と呼ばれるケースもあるが、いずれの臭気も、臭気苦情が寄せられれば、悪臭防止法にも抵触するし、工場としてのコンプライアンス対策も問われることになる。
  • 弊社では、臭気のコンサルテーションによって臭気苦情や臭気問題の解決を探り、その中の一つの脱臭装置として、デオキーパーは数多くの工場様に導入いただいている。
  • そして多くのケースではデモテストを実施させていただき、効果検証を実施している。
対応内容
  • 今回のケースでは、工場様の製造ラインから漏洩する臭気が、工場全体に広まり、ルーフファンや窓等から漏洩し、近隣住民様や周辺環境を留意される方から、臭気苦情が寄せられるケースがしばしばあった。
  • 弊社としては、局所吸引方式を行い、その臭気を脱臭して問題のない臭気レベルにしてから排気する方法を勘案したが、お客様ではその臭気を排気するよりも、工場内に戻して利用したいとのことであった。
  • また、排水設備がないこともあり、お客様と協議を重ね、活性炭を用いた脱臭装置弊社デオキーパーでの脱臭対策を実施していくこととなった。
  • まずはどれくらい、脱臭効果があるのか、そしてある程度の試験による活性炭の寿命予測と交換頻度の算出、また、吸引するための適切な風量等を確認すべく、デオキーパーのデモテスト機による、現地フィールドテストを実施させていただいた。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
施工後の状況
  • デオキーパーのデモテスト機は、現地で実際の排気や漏洩臭気から、実機を見据えてスケールダウンしたサイズでのテストを実施となる。本現場でも、初期性能は高く、臭気濃度10(臭気指数10)以下であった。これから実機設計を行っていく作業となる。
その他補足感想など
  • 弊社では、最も需要の高いデオキーパーの風量を、大きく区分けし、3つのスタンダード商品を風量別(10CMM用、20CMM用、30CMM用)にてご用意、お客様にもわかりやすいように、図面等もあわせて、弊社のホームページにも掲載している。
  • これにより、工場様からは、「うちの脱臭装置で、デオキーパーの20CMMが欲しいんだけど」と、あらかじめ風量や設置スペース等もご確認いただいたうえでのご依頼等も多く頂戴するようになり、詳細打ち合わせから導入までがスピーディになってきている。
  • その一方で、当然、工場様によっては、極小風量もあれば、大きな風量もあるため、弊社ではそこから、工場様の需要に見合ったデオキーパーを都度、設計させていただいている。
  • また、活性炭についても、入れ替え方法や形状等、お客様の現場状況や臭気変動、作業性を考慮し、様々な活性炭方式を取り入れている。
  • その結果、大風量向けのメガキーパーや、小風量向けのミニキーパー、活性炭の設置方法に工夫をこらしたカゴキーパー、といったような派生商品が続々と創造されている。
  • 最近では、本当に排気という排気量でもないところでの使用も検討されていて、「マイクロキーパー」という新しい型の設計にも取り組んでいる。実用化されたらまた、本ブログでもご紹介していく。
  • 活性炭はもちろん、スクラバーや消臭剤スプレー噴霧システム等、工場の脱臭装置や、工場の排気臭対策をご検討の場合は、事前の臭気測定から実施致しますので、ぜひ弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。日本の工場だけではなく、タイの工場も対応致します。
デオキーパー
デオキーパー
デオキーパーのデモテスト機
デオキーパーのデモテスト機
 

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オフィスビルの臭気調査(室内空間にて発生している異臭発生源調査)

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担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年10月7日
対応先
某オフィスビル
概要
不定期に発生する悪臭の測定と調査
対応前の状況
  • 某オフィスビルにおいて、不定期に異臭が発生していた。
  • その場所は、ショールーム兼会議室となっており、常時、人がいない空間であった。
  • お客様が来場されたときや、ショールームで催し物が開催されるとき、あるいは会議等において、当該スペースが利用されるのだが、時々、利用者等から、「何かクサイよね」という話が出ることがあるとの事であった。
  • すぐにニオイが気にならなくなる程度という事もあり、お客様においても対策や対応が難しい状態であったが、かといって放置するわけにもいかず、いろいろと協議を重ねておられた。
  • 出入りの設備業者さんや、管理会社さんにも見て貰ったが全くニオイすらわからない状態であり、専門業者の調査をお願いしようという事で、インターネット等で検索され、弊社共生エアテクノご相談いただいた。
対応内容
  • 臭気調査の実績が豊富な臭気判定士が、ご相談の窓口となり、状況のヒアリングや異臭調査の内容ご説明、お見積書の提出や実施可能なスケジュール調整等を行った。
  • お客様にて社内稟議が通り、正式に弊社にご発注いただいた為、臭気調査実施日を確定し、臭気判定士2名にて、現場へお伺いさせていただいた。
  • 確かに当初、気になる臭気や異臭、悪臭といったたぐいのものは、熟練した臭気判定士2名の嗅覚には感じられなかった。お客様も「今日はニオイがない」という事であった。
  • その状態にて、当該箇所を入念に、臭気判定士の嗅覚による官能評価、6段階臭気強度と9段階快・不快度及び質の判定、さらにニオイセンサーも併用しながら、臭気マッピングを行っていった。
  • 同時に、普段は利用されていない状態から、利用する状態へと、空調や衛生関係等の運転を行っていただき、エアバランスや臭気変動を入念にチェックしていった。
装置などの名称/分類
  • エアコンから発生する異臭
  • エアコンから発生する雑菌臭
  • 空調機から発生する悪臭
装置等の紹介
施工後の状況
  • 幾つか、気になる臭気ポイントを確認できたため、お客様に一つずつ、確認をしていくと、エアコンを稼働させた直後に発生する、雑巾を絞ったような悪臭がピンポイントで整合する事が判明した。エアコン洗浄(内部のフィンの部分を中心)にて一旦、臭気発生は収まった。
その他補足感想など
  • ここ数年、臭気調査を実施していく中で、異臭の発生源の一つとして挙げられるものに、エアコンや空調機からの冷房風とともに出てくる悪臭がある。
  • エアコンの場合、吹き出し口の部分にカビが多く発生しており、そのカビ臭がするケースも少なくないが、その場合は除カビをすることで、比較的簡単に悪臭を取り除くことができるだろう。
  • しかしそれをやっても、まだ、エアコンから悪臭がしていて、掃除をしても抑制できないケースも多々、実際に現場として我々も遭遇している。
  • さらにその臭気は、カビ臭にも近いがカビ臭というわけでもなく、雑菌臭というべきか、生乾き臭というのに近いか、大変不快感を伴う悪臭である。
  • しかも厄介な事に、常時その臭気が発生するわけでもなく、不定期であり、臭気の強度も強かったり弱かったり、同じ条件でエアコンが稼働していても、ニオイが発生する時もあれば、しない時もあるという、臭気調査においても大変厄介な現場となる。
  • 弊社ではある程度、臭気発生のメカニズムやタイミングを得られている為、こうやったらニオイが出やすいというところを実施し、お客様に「問題となっているのはこのニオイですか?」と確認していただくこともある。
  • 同時に、抜本的かつ恒久的な対策が取りにくく、一度対策を実施してもまた、同様の臭気が発生してしまう可能性がある。
  • それでも臭気の発生源が確認できて、何かしらの応急対策もわかると、お客様からはご安心いただける。
  • 臭気調査異臭発生源調査、臭気の質の判定等、悪臭対策に関する事でしたら、工場からご家庭まで、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
空気の流れ
臭気センサーによる測定
臭気判定士による判定
臭気判定士による判定
 

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家庭内の臭気の判定業務(ペット臭)

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種別

ニオイの判定

担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年9月25日
対応先
概要
6段階臭気強度表示他、ニオイの有無の判定
対応前の状況
  • 某ご家庭にて、旦那様と奥様にて、ニオイを感じるか、感じないかで、揉めておられた。
  • ニオイの元はペットであり、そのペット臭があるのかないのか、ご夫婦でニオイの有無の感じ方が異なっており、判別が出来ず困っておられた。
  • 仲の良いご夫婦であり、ペットもかわいがっておられたが、ニオイのある・ないだけはそれぞれの感じ方に違いがあり、決定的な判定や判断ができないままであった。
  • こうなれば、第三者、できれば臭気の専門家にジャッジを仰ぐしかないね・・と、インターネットにて「臭気の専門家」を検索しているうちに、臭気判定士という国家資格を発見した。
  • さらに、臭気判定士の中でも、臭気の判定や臭気の調査を専門的に行っている会社があることを発見し、その中の一社である弊社共生エアテクノお問い合わせをいただいた。
対応内容
  • 弊社臭気調査を専門に行う臭気判定士が、お問い合わせに対しての対応に当たった。
  • メールおよびお電話にて、ヒアリングやお打ち合わせを行ったうえで、臭気調査及び臭気判定のお見積りを提出した。
  • すぐに「お願いしたい」とご依頼を頂戴したため、日程を合わせて臭気判定を行う日時を決定。
  • 弊社からは、臭気判定士2名と、臭気対策コンサルタント1名の合計3名にて現場へ訪問した。
  • そして、お客様から、「ここを嗅いで欲しい」というポイントをご指示いただき、ニオイの専門家による臭気の判定を行った。
  • 6段階臭気強度表示法をもとに、ニオイの質のターゲットをペット臭に絞り込んで、それ以外のニオイは捨てながら、臭気の判定、臭気の有無を確認していった。
  • ニオイの感じ方は十人十色であるため、何度か、嗅覚をリセットしながら、臭気判定士たちが臭気の確認を行った。
  • その後、臭気の有無をチーム内にて照合し、結果報告をお客様へ実施させていただいた。
装置などの名称/分類
装置等の紹介
施工後の状況
  • 結果的に、6段階臭気強度にて、臭気強度1程度と判定された。これは、検知閾値レベルであり、つまりは何のニオイかわからないレベルであった。ターゲットをペット臭に絞っていただけに、ご夫婦間でも勝負あり・・勝者・敗者ともに、ご納得いただける結果となった。
その他補足感想など
  • ご夫婦の仲が良く、臭気の判定業務としては、とても楽しいお仕事となった。
  • 通常、ニオイの調査や臭気の判定業務では、必ず誰かが悪者になるケースが多く、ピリピリとした雰囲気の中での臭気調査となるケースが多いからである。
  • 今回のケースでは、ご夫婦で、ニオイの有無についての意見が分かれており、弊社の臭気判定の結果によって、賭けをされていたようであった。それくらい、ご夫婦の仲が睦まじく、飼われているペットへの愛情も感じられた。
  • 弊社臭気判定士も、通常は2名だが、今回は臭気対策コンサルタントも含めて3名にて実施させていただいた。そしてそれぞれが嗅覚をリセットしながら、最低限2回を嗅ぐことで、上下カット等を用いて臭気の判定についての正解確率を高めていった。
  • また、弊社臭気調査では、ホームページにも記載ある通り、最低15万円~となっており、本件ではご依頼内容から、3名による現場調査とさせていただいた。
  • 弊社臭気調査の結果をお伝えすると、お客様でも盛り上がり、勝者からは「よっしゃ~」とお声があがり、敗者からは「そっか~、それなら仕方ないね」というお声も頂戴した。
  • そして何より、お客様からは、「専門家による臭気の判定調査って、凄いですね」というおほめの言葉を頂戴し、弊社としてはしっかりとしたお仕事にてご期待に応えることができた。
  • ご家庭や施設、建物における臭気の判定や、臭気調査、異臭の発生源調査や悪臭対策でしたら、ぜひ弊社共生エアテクノまでお気軽にお問い合わせ下さい!
臭気判定士による判定
臭気判定士による判定
 

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