担当(著者)
臭気判定士 二級管工事施工管理技士 原田隆寛
提出日付
2020年11月18日
対応先
タイの工場/日本の工場
対応前の状況
- 日本の工場でも、タイの工場でも、製造現場や製造ラインから臭気が発生し、その臭気は局所吸引や工場内の全体排気から、排気ダクトを通して排気されていく。
- 多くの場合は、臭気の拡散効果を高めるために、屋上や高いところに排気口を設けている。規模の小さな工場等や、タイの工業団地で周囲に広い敷地がある場合などは、工場建屋の壁面に排気口が設けられることもある。
- いずれにせよ、そこから排気される工場臭気は、諸条件によって周辺へ拡散され、場合によっては近隣住民や近隣工場、近隣の施設から悪臭苦情となる。
- 弊社では、臭気対策コンサルテーションを実施し、臭気をどこまで低減すれば悪臭問題を解決できるかご提案させていただいている。
- それ以外では、工場様から「とりあえず」をご要望いただくケースも多々ある。
対応内容
- このようなケースでは、弊社としては最低限、簡易的な臭気コンサルテーションを実施させていただくが、場合によってはそれすら省略するケースもある。
- そのうえで、乾式か湿式かをお客様とご相談しながら、ご要望をふまえ、また現場状況や条件等もかんがみたうえで、簡易的な脱臭装置や消臭方法を決めていく。
- 乾式の場合は、圧倒的にデオキーパー脱臭装置がセレクトされる。デオキーパーの場合はお客様から、「この風量なのでこの型番」といったようなご指定をいただくケースも少なくない。
- 湿式の場合は、スクラバー脱臭装置は(簡易的ではないため)難しく、デオミスト消臭剤噴霧システムのようなチャンバー式消臭剤噴霧による消臭方法であれば、簡易的とはいえ、それなりの消臭効果がみこめる。
- しかしそれすら予算的な問題や、設置スペースの問題、その他の諸条件で難しい場合があり、タイの工場において、消臭剤を噴霧するための簡易噴霧ユニットを要望された。
装置などの名称/分類
- タイの工場の臭気対策
- 東南アジアの工場の臭気対策
- 日本の工場の臭気対策
装置等の紹介
- 消臭剤の簡易噴霧ユニット
- 消臭剤スプレー噴霧システム
- 工場の排気臭対策用の消臭剤デオドプロシリーズ
施工後の状況
- 弊社の技術開発チームが、たくさん実施させていただいているタイの工場での臭気対策の経験をいかし、極力シンプルで、かつしっかりとした噴霧量と消臭剤の噴霧ができる、小型噴霧ユニットを設計開発し、販売させていただいた。日本でも正式発売予定である。
その他補足感想など
- 一口に「工場の排気臭対策」とか、「工場の臭気対策」といっても、本当に多種多様で、それぞれの工場様において、十人十色の狙いがある。
- 完全に悪臭苦情を解決したい場合や、悪臭防止法の遵守をしたい場合などは、日本でもタイでも、それなりにしっかりとした一連の臭気対策をステップごとに実施していくケースが圧倒的に多い。
- 今回のように、「とりあえず、臭気が少しでも低減すればいい」という目的をクリアするためのケースだと、工場様もご予算に限りがあり、またユーティリティの制限も多くなったりする。
- さらには、ランニングコストを抑えたいとか、メンテナンスにお金をあまりかけられない、といったような、導入後をみすえた部分も重要になってくる。
- 本件では、既に設置されている排気ダクトをそのまま活用し、弊社が導入させていただいた小型消臭剤噴霧ユニットから配管工事を実施し、ノズルを排気ダクト内に設置するという、湿式脱臭方式としては最も簡易的な方法の一つと思われる対策を実施いただいた。
- もちろん弊社も、臭気判定士と技術責任者がタイの現地工場へ行き、臭気の確認や試運転、操作方法のご説明等まで実施し、より消臭効果の発揮できるノズル選定や設置個所の選定、噴霧径から消臭剤の選定までお手伝いさせていただいた。
- 消臭剤も、弊社のデオドプロシリーズは種類があるため、少しでも工場の臭気にマッチする消臭剤を選定することが必要である。
- 今後、日本の工場でも、簡易噴霧ユニットを商品化し、販売していく予定である。
- 日本の工場はもちろん、タイの工場でも、臭気対策をご検討でしたら、弊社共生エアテクノまでまずはお問い合わせ下さい。
脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
下記のバナーをクリックお願いいたします!
人気ブログランキングへ
消臭脱臭専門会社<業務用産業用>株式会社共生エアテクノの公式サイトは こちら→ http://www.201110.gr.jp/です!
㈱共生エアテクノの代表であります、通称「におい刑事(デカ)」のブログは こちら→http://ameblo.jp/nioideka/