オフィスビル内の悪臭調査

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記事の種別
担当(著者)
臭気判定士 作業環境測定士 佐藤元
提出日付
2020年3月7日
施工先
某オフィスビル
施工前状況
  • 某オフィスビルに入居しているテナント店舗にて、来客からしばしば、「クサイ」という悪臭苦情が寄せられていた。
  • 不特定多数の来客が頻繁に出入りしたり、休みの日も原則ない為、店舗側では気になっていながらも、なかなか臭気クレームの原因を把握しきれないままであった。
  • しかし従業員の多くもその異臭を感じるようになり、いよいよ本格的な原因調査に乗り出す事になり、以前、他の店舗の臭気調査を実施させていただいた弊社に再度、お声掛けいただいた。
施策等の内容
  • ほかの店舗でも数か所、異臭発生源調査を行っていた為、すぐにご発注となり、熟練の臭気判定士2名が臭気調査の対応に当たった。
  • 夜間の時間帯のみ、しかも限られた条件下での臭気調査。さらにはリニューアルが何度もされており、設備図面と現実が違う配管等も数多くあり、異臭調査は難航を極めた。
  • 初回は多くの仮説を立て、次回からはそれらを一つずつ潰していく調査方法とし、可能性の範囲を着実に狭めていった。
  • そして最後には、あり得ない場所にあった謎の配管を発見し、臭気発生源を突き止めた。
装置等の名称/分類
装置等の紹介
施工後状況
  • 弊社が異臭の発生源であると突き止めた、図面にも載っていない、おそらく一番最初のテナント用の謎の配管を補修・修繕していただいたところ、それ以来、来客や従業員からの悪臭クレームはピタリと収まったと聞いている。
その他補足感想など
  • この現場では、いろいろな制約条件が多く、当初の予定よりもずいぶんと解決までの日数を要することになった。
  • もちろんこの間も、他の臭気調査や臭気対策の現場は、工場の臭気対策から一般家庭の臭気調査まで、幅広く現場が進んでいる為、日中はほかの現場に臭気判定士として対応に当たり、夜間はこの現場にて臭気調査を進めるという、ダブルヘッダーを行うときもあった。
  • 本現場の対応にあたった臭気判定士2名は、そういった意味では体力的には疲労困憊状態の時もあったが、嗅覚と頭脳はプロフェッショナリティを忘れる事なく、決してあきらめる事なく、異臭問題の解決を努めるべく、着実に仮説を立てては潰す作業を繰り返していった。
  • 臭気の質が、汚水臭や下水臭、雑排水系の臭気だった事も幸いした。これらの臭気の場合は、必ず発生源がどこかにあるので、臭気調査に熟練した臭気判定士の嗅覚と経験、図面と現実の目視、さらにはスモークテスターやトレースガスセットにより、最後には誰もが驚いた、雑排水臭気の漏洩元を突き止める事が出来た。
  • 臭気問題、下水臭の発生源調査等でしたら、弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
スモークテスターによる調査
臭気発生源調査
臭気センサーによる調査
臭気発生源特定
 

脱臭・消臭等「におい」でお困りの方は、お気軽に弊社共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。

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