タイの工場における排気臭対策とガス成分濃度の低減対策


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工事種別

工場における排気臭対策とガス成分濃度の低減対策

担当(著者)
臭気対策コンサルタント 平山レオ
提出日付
2018年3月13日
施工先
タイの某工業団地にある日本の現地法人の工場
施工概要
タイ王国の工場における排気臭対策とガス成分濃度の低減対策
施工前状況
  • タイの首都バンコクから、南方向へ車で2~3時間走ったところにある某工業団地。その一角に日本の会社のタイ現地法人の工場があり、自社規制と臭気対策について勘案されていた。
  • 環境関連の日本人駐在員のご担当者様が、いろいろとリサーチを重ねられ、当初は燃焼脱臭装置と触媒燃焼装置にて対応するべく、検討を進めておられた。
  • しかし思いのほか、費用、特にランニングコストが莫大なものになる事がわかり、対応出来ないレベルではないが、他に方法がないか、さらにインターネット等でも調査をされたところ、弊社共生エアテクノを発見いただいた。
  • お問い合わせを頂戴し、まずは弊社のタイ代理店が工場へ訪問させていただいた。弊社ともコンタクトしながら、内容の打ち合わせを実施した結果、臭気濃度(臭気指数)とガス成分濃度の両方を低減するべく、実機を見据えた脱臭デモテストの御見積書を提出、正式にご発注いただいた。
施策内容
  • 日本からは、日本の臭気判定士と、技術開発担当役員の2名が訪タイした。
  • タイ代理店の日本人マネージャーと、タイ人臭気判定士及びタイ人の技術スタッフにて、工場に乗り込んだ。
  • お客様より、実際の排気ラインからのバイパスをご指示いただき、そこからインジェクションスクラバーのデモ機に臭気を導入し、ガスと臭気を処理したものを、工場の排気ラインへ戻すように、デモテスト装置一式を設置した。
  • 消臭剤としては、ガス成分の濃度低減も必要であった為、弊社のオリジナル技術で開発された酸化機能水(商標登録商品)を用いた。
  • 排気風量調整、温度確認、酸化機能水の濃度確認等を含み、デモテストシステム設置後、実際の臭気を通してインジェクションスクラバーテスト機を稼働し、臭気の採取を実施した。
  • 臭気に関しては弊社と先方のタイ人スタッフのコラボによる嗅覚測定にて効果検証、ガス成分に関しては先方の委託先にてガスクロ分析と当方の簡易濃度計でのチェックを行った。
装置などの名称/分類
装置の紹介(概要)
施工後の状況
インジェクションスクラバーデモテスト機の効果・・
    原臭臭気濃度2,500(臭気指数34)→脱臭後臭気濃度790(臭気指数29) 脱臭効率約68% ガス成分濃度低減率・・簡易計測器70%程度 ガスクロ結果30%強程度
その他補足感想など
  • 本件では、臭気苦情が発生しているわけではなく、自社の規制値を遵守する為の対策との事であった。
  • 臭気の低減はもちろん必要だが、ガス成分の濃度低減の方を重視したいとの事であり、弊社では最初に、「やってみないと分からない」と正直に申し出た。
  • それでも、トライしてみる価値はあるし、臭気低減については自信があるので、お客様からご依頼を頂戴したので、しっかりと準備をして臨んだ。
  • タイ用として、タイのディストリビューターに、インジェクションスクラバー及びダクトスプレーシステムのデモ機一式や、酸化機能水生成ユニット、さらには三点比較式臭袋法の出来るセット等が常備していあるので、どのようなテストでもしっかり対応出来る事も弊社の強みであり、フットワーク軽く動いていただける対応力の高いディストリビューター殿にも感謝している。
  • デモ結果としては、臭気低減率は70%弱であったが、酸化機能水の濃度をガス成分低減に合わせた為、想定の範囲内となっている。
  • ガス成分の低減についても、お客様にて一定の手ごたえを得られたと嬉しいお言葉を頂戴し、次回のテストも実施する事となり、次のステップへ進む事となった。
  • このように、タイでも、インジェクションスクラバーダクトスプレーシステムのデモテスト、あるいは臭気コンサルテーションの実施も可能であり、機材一式も取り揃えているので、日本の工場の臭気対策はもちろん、タイの工場の臭気対策でも、まずはお問い合わせいただければ幸いである。